本宮市議会 > 2012-03-07 >
03月07日-02号

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  1. 本宮市議会 2012-03-07
    03月07日-02号


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    平成24年  3月 定例会(第3回)        平成24年本宮市議会第3回定例会会議録(第6日目)◯議事日程(第2号)                    平成24年3月7日(水)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(23名)     1番  菊田広嗣君      2番  菅野健治君     3番  橋本善壽君      4番  三瓶裕司君     5番  次藤 栄君      6番  後藤省一君     8番  円谷長作君      9番  佐々木広文君    10番  根本七太君     11番  山本 勤君    12番  渡辺秀雄君     13番  渡辺善元君    14番  川名順子君     15番  遠藤孝夫君    16番  渡辺由紀雄君    17番  伊藤隆一君    18番  矢島義謙君     19番  川名正勝君    20番  国分民雄君     21番  渡辺忠夫君    22番  国分勝広君     23番  國分義之君    24番  作田 博君◯欠席議員(1名)     7番  川名藤太君◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      中野一夫君  教育委員長    仲川 清君   教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺友衛君   市長公室長    叶 栄徳君  生活福祉部長   国分忠一君   産業建設部長   立川盛男君                   白沢総合  企業局長     堀井和廣君            根本久雄君                   支所長  教育部長     伊藤昌男君   会計管理者    根本昌康君  総務部次長兼           総務部次長兼           佐藤栄恭君            移川英也君  総務課長             財政課長  市長公室             生活福祉部  次長兼      渡辺正博君   次長兼      金子勝英君  政策推進課長           市民課長  生活福祉部            生活福祉部  次長兼      渡辺利広君   次長兼      安田 章君  高齢福祉課長           生活安全課長  産業建設部            産業建設部  次長兼      国分郁夫君   次長兼      伊藤明雄君  商工労政課長           建設課長  企業局次長兼           白沢総合支所           鈴木 亨君   次長兼      田中安嗣君  上下水道課長           産業建設課長  教育部次長兼           山中郁男君  教育総務課長◯事務局職員出席者                   主幹兼  議会事務局長   押山勝吉    局長補佐兼    柴田久幸                   議事係長  主査       伊藤美和    主事       岩崎弘也 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(作田博君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の欠席の通告は、7番、川名藤太君であります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(作田博君) 会議録署名議員は、前回同様   8番 円谷長作君  16番 渡辺由紀雄君 を指名いたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(作田博君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたのでご了承願います。 また、議会広報特別委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。 ここで市長より報告があります。 市長。          〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) 報告事項2件申し上げます。 まず1点目でございます。教育長の議会欠席について。教育長につきましては、公務出張のため、本日午前中の議会を欠席いたしますのでご了承くださいますようお願いを申し上げます。 2点目でございます。企業立地基本協定調印についてでございます。2月開催の本宮市議会全員協議会においてご説明をいたしました本宮市工業等団地第6工区に進出する企業2社との企業立地に関する基本協定の締結式を行いましたので、ご報告申し上げます。まず1社目の大阪府四条畷市に本社があります大虎運輸株式会社と2月22日に、さらに2社目となります郡山市深田台に本社があります株式会社佐川と3月5日に、それぞれ企業立地基本協定をそれぞれ締結させていただきました。今後は、2社の円滑な操業に向けて支援を行ってまいりたいと考えております。 以上、2件を報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(作田博君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、一般質問の発言時間は、議会の運営に関する基準第86号の規定により、30分以内となっておりますので、ご了承願います。 お諮りいたします。 質問に対する答弁に際し、詳細については次長の答弁を許可することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(作田博君) 異議なしと認め、そのように決しました。 なお、一般質問にあたり、執行部より生活福祉部次長生活安全課長の説明員としての出席申し出があり、これを許可いたしましたのでご了承願います。 議長より申し上げます。 一般質問の通告がありました通告1番、議席7番、川名藤太君より本日欠席の通告がありましたので、議会の運営に関する基準第90号の規定により、質問の通告はその効力を失うことになりました。 したがいまして、本日の一般質問は通告2番、議席1番、菊田広嗣君から行うことといたします。---------------------------------------菊田広嗣君 ○議長(作田博君) それでは、通告2番、議席1番、菊田広嗣君の一般質問を許します。 1番、菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) おはようございます。議席1番、菊田広嗣です。 事前にいたしました通告に従いまして質問をいたします。 さて3.11の大震災より、はや1年が経過しようとしております。本市を初め被災地の住民の方々にとっては非常に厳しい1年であったと思われます。これから先、除染等の作業はもちろんのこと、市民の皆様の生活基盤、教育基盤の充実を視野に入れなければいけないと思っております。 そこでまず、大項目1の防災対策についての質問をいたします。 今も申し上げました去年の3.11の大震災以来、全国でも防災対策が見直される方向になってきています。当市の場合も、有事の際の防災対策はしっかりなされているものとは存じておりますけれども、旧来の防災マニュアルが見直されてきているこの中で、当市ではどのような防災の見直しがなされているのか、3.11の震災以前と以降で見直された事項がございましたら、お伺いいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 本市の防災マニュアル地域防災計画、さらには防災活動マニュアルというものはございます。 まず、上の地域防災計画でありますが、これにつきましては、災害対策基本法に基づきまして、国の防災基本計画及び都道府県の地域防災計画に基づき、市町村の防災計画がつくられることになります。この原子力災害につきましては、一部原発周辺地域の、8キロ圏内くらいには存在しておりましたが、それ以外の県内には一切対策がございませんでした。これらを踏まえまして、防災基本計画、さらには県の地域防災計画が24年度に見直しの予定となっております。それを踏まえた中で、本宮市としての防災計画を策定する、見直しをするものであります。あわせまして、防災活動マニュアル、これは担当職員等の役割とか、活動内容を決める内容でございますが、当然4月1日から機構改革も予定されておりますので、それも踏まえた中で見直しを予定しております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 4月1日のほうから見直しがされたりすることも視野に入っているというお話だったんですけれども、特に学校関係で申しますと、生徒さんの避難や、あとは建築そのものの震災やほかの災害に対応したマニュアルや、例えば落下物が少ないようにする教室づくりなど、そういったようなことなどは検討はされているのかどうかもお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。
    ◎教育部長(伊藤昌男君) ただいま、学校関係というふうなおただしでございます。 学校関係につきましては、今本宮第二中学校が災害が起きて、新築復旧の設計に取り組んでおりますが、今後それらの地震や災害に強い、落下物がおきないような、チェーンでつったりとか、そういった形での設計を取り組んでおります。既存の学校等についても、極力その辺の危険性のないようにチェックをしながら対応をしていく考えでございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) また災害時を想定したときに、より確実に素早い対応が求められるのはご承知のとおりだと思います。そこで、防災無線についてでございますけれども、より効果的に素早い情報の伝え方というのは非常に重要になってくると思うんですけれども、そういった意味で、どのような伝え方をするかなど、防災無線のマニュアルの見直し等が随時行われているのかどうかということをお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 防災無線の役割といたしましては、市民に危険、もしくは防災を喚起するというようなところが大きな意味を持つと思います。そういう意味では適宜災害等が起きた時点で情報の提供、さらに場合によっては台風15号のときもございましたが、避難の勧告とかということにマニュアル云々よりもまずお伝えするということで取り組んでおりますので、今後も同様な形をさせていただきたいと思いますし、FM Mot.Comさんのほうにも割り込み放送もできるようになりましたし、より多くの方に伝えられる状況は整ってきているというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 以前そういう自治防災などの研修というものを受けさせていただきまして、そのときに私がとても感銘を受けたお話としまして、そのような防災無線は、まずこちらは防災もとみや広報です。避難指示が発令されました。何とか何とか地区のという形によく流れとしてはなっていくと思うんですけれども、これを例えば、いきなり、こちらは防災もとみや広報ですって、必要なのかもしれませんけれども、緊急避難警報です、何区の住民は直ちに避難してください、の後に詳細で、なるべく素早くその危機感を住民に伝えるといったような話し方の順番と申しますか、そういったものも見直しとしては必要なのではないかなと、効果的な避難指示が出せるようにしていくべきものではないのでしょうかと思ったんですけれども、その辺のお考えをお聞かせ下さい。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 緊急時の放送でございますが、やはり市民の皆様方に、その緊急時であるということの状況を正確にお伝えするということからしますと、やはりそういう工夫が必要だなというふうにも感じますので、今後十分検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ちなみにこちらの防災無線の件でまだ少しご質問をさせていただきたいんですけれども、現在故障等で取りかえが必要であったりするものがどれくらいあるのか。そしてまた、まだ取りかえなどそういったことができていないものはどれくらいあるのかなど、把握されているようでしたら、そちらのほうもお聞かせ下さい。 ○議長(作田博君) 生活福祉部次長。 ◎生活福祉部次長生活安全課長(安田章君) 防災無線の戸別受信機につきましては、地震発生以後大分申込件数が出ております。例年ですと通常50台ぐらいで転入者等を賄っておりましたが、地震発生後につきましては、500台強の申し込みがございます。そのうち353台ほど配布済みでございます。あと今月末にまた納入されますので、それで残りの不足分を対応するというようなことになってございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) それでは、防災無線の500台程度の申し込みがあったということなんですけれども、今月末の品物の納入があった時点で取りかえなどをしなくてはいけないものはこれですべて今年度中のものは取りかえが完了するというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部次長。 ◎生活福祉部次長生活安全課長(安田章君) 今年度末に160台ほど入ってくる予定でございます。現在のところ不足しているのが180台ぐらいありますので、若干賄い切れないものにつきましては、新年度早々の予算にて対応したいというふうに考えてございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) こちらのほうは先ほども申しましたように市民の方に避難指示を出すなど、情報を提供するツールとしては非常に大きな役割を担っていると思いますので、早目早目に対応していただければなというふうに思っております。 続きまして、また防災無線の件でございますけれども、現在も市民の方からちょっと地区によっては聞き取りづらいなどというお話のほうが多少出ているようですけれども、いわゆる難聴地域などの把握はなされているのか。また、把握なされているとすれば、どのような対策をこれから講じるように考えておられるのかをお聞かせ下さい。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 防災無線の難聴地域ということですが、地区的には岩根のみずきが丘よりも西側、旧岩根方面、さらには糠沢の東禅寺、八幡地内、松沢、稲沢地区が大きな地区としては出ております。当然、立地条件によりましては個別にも聞きづらいというところはあろうかと思います。それらに対しまして、ダイポールアンテナ等を屋内に設置いたしまして受信できるように対応させていただいております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) また、災害時には飲料水や毛布などの迅速な配布等も大切になってくるものだと思われます。前回の一般質問でやらせていただいたときには、震災時にいただいた支援物資等を集めて、お水など管理しているということでしたけれども、これは現在は何カ所ぐらいでどのような形で備蓄されているのかを、またちょっと再度お伺いしたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部次長。 ◎生活福祉部次長生活安全課長(安田章君) 災害時の資機材等の備蓄倉庫でございますが、太郎丸地内にあります防災センターには水害時の資機材及び災害時の主な資機材については、備蓄させていただいております。そのほかの飲料水等につきましては、防火水槽から飲料水をつくる浄水器を3台ほど用意してございます。それについては、それぞれの地区の防火水槽のある地域の近くに保管をさせていただいております。 また、飲料水については、多少でございますが、市役所等にも保管をさせていただいております。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 3.11の大震災の特徴の一つといたしまして、規模は市と東北全体ということで大分変ってくると思うんですけれども、相互に救助すべき近隣の、隣の自治体も同時に被災したために、より遠くのほうからの救助、救援を待つよりない状況に陥ったということが特徴として挙げられると思います。範囲のスケールは違いますけれども、都市においても例えば震災などが起こったときに、備蓄場所の崩落や火災などがないとは言い切れませんので、内容のバランスをよくきちんと同じようなものをそれぞれ数カ所に分けて備蓄したほうがよいのではないかというふうに思っているんですけれども、そちらのほうの対応はいかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 当然、地域全体を賄うということで考えますれば、そのようなご提案いただきました方法がよろしいというふうには考えております。現状まだ備蓄倉庫として各地区に施設等が整っている状況にもございませんので、今後の中におきまして、備蓄倉庫が必要な箇所、また何が必要か、そういうものにつきましては時間をかけて検討させていただきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では、次に中項目2の相互救助の考え方についてに移らせていただきます。 冒頭で申し上げましたとおりに、災害時のマニュアルや考え方等は全国規模でただいま見直しが行われてきております。そんな中で、市として、より災害に強いマニュアルづくりなどと並行いたしまして、何よりも市民自治、近隣の住民との相互救助の重要性が近年注目されてきておりますけれども、市といたしましては、市民の方にそのような近隣の住民との助け合い、相互救助などのマニュアルややり方、もしくは考え方の周知などを行っていくことが必要だと思われますが、それに関しまして現在進めておられるようなことがございましたら、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) お尋ねの助け合いの組織ということになりますと、市の場合自主防災組織というものを各地域の皆様方のほうにPRさせていただきますとともに、一緒にどうですかとお願いもしているところでございます。現在17組織ほど結成されております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) そちらのほうで、自主防災組織というものが17地区ほどつくられているというお話なんですけれども、そちらの地区ごとでもう既にやられているところもあるというお話を伺っているんですけれども、市のほうとしてもきちんと画一化した状況の中で、防災訓練等実施していくように、もう少し強く周知していったほうがよろしいのではないかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 確かにおっしゃるとおり、17組織が同じような形で避難訓練等々に取り組んでいる状況にはまだ、それぞれ設立の時期も違いますので、熟度もそれぞれ多少の差がございます。それらにつきまして、先行して進んでいるような組織もございますので、それらのやっていることという姿を見せながら、同じような取り組みができるように市としても努力していきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) また市としましてそういったことを周知していただいて、防災訓練などを行っていっていただくのが非常にありがたいと思うんですけれども、いわゆる災害弱者の救援に取り組む場合にも効果がこれは期待できることですので、その辺に関する意識づけや皆さんに周知していく上で、具体的にこのようなマニュアルをつくって、このような形で皆さんにやっていただくように進めていますよというようなことがございましたり、もしくは計画としてありましたら、そのことをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 災害時、当然救出等、もしくは避難等を誘導する必要がある方々がおられます。それらの災害時の要支援者につきましては、台帳等の整備を進めていくということで現在進めさせていただいてはおります。なかなか個人情報のことがありまして、載せていただくのも嫌がられるという方もおりますが、緊急時でございますので、ご理解をいただきながら、当然、社会福祉協議会等々のご協力もいただきながらまとめていきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) そういう災害時におきましてそういったマニュアル組織づくり等がきちんとしているということは市民の方々にとりまして非常に心強いと思いますので、ぜひこちらのほうはしっかりとした周知の上で、そのような災害弱者対策も含め、いろいろな形で熟度を上げていっていただきたいなというふうに思います。 では次の項目に移らせていただきます。 大項目2の市民サービス・窓口対応についてになります。 まずは、窓口対応のクオリティを上げるための方策についてお伺いいたします。 前回の一般質問でもほかの議員の方からございましたように、行政の窓口として市役所内の市民の方に対する対応と申しますのは、市民感情的に見ても最も目の行く業務の一つであるというふうに私は考えております。そこでまず、前回ございました、ほかの議員の方からございました一般質問から今日までの間に行った窓口対応のクオリティを上げるための対策などがありましたらお聞きかせ願いたいと思います。 ○議長(作田博君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺友衛君) 昨年12月定例会におきまして、同様の次藤議員からご質問をいただいたところでございます。2月の下旬になりましたけれども、各課等の窓口担当者を対象といたしまして、専任講師によりまして接遇研修会を実施させていただきました。またあわせまして、接遇ハンドブックを配布し、課内の会議などで徹底するよう指示をさせていただいたという状況でございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) こちらのほうは中項目2のほうにも少し関連してくるんですけれども、例えば一般企業、サービス業などでは、ミステリーリサーチ、覆面調査など、企業がみずからお金を払って改善すべき点を顧客に指摘してもらうなどのサービス向上の対策を皆さん行っております。市といたしましても、これはもちろんお金をかけずに市民の有志の方にお願いできればそれが一番いいとは思うんですけれども、サービス向上のためにミステリーリサーチなど、そのような顧客の方にこちらの悪いところを指摘していただく、ちょっと不足な分を指摘していただくなどのシステムの導入を考えてはどうかと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(作田博君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺友衛君) ミステリーリサーチに関するおただしでございますが、現在職員の接遇に関することに関しましては、市のほうで市民の声といたしまして提案箱やホームページ等のご意見、お問い合わせ等をいただいております。そういったものを活用しながら、市の状況を把握をさせていただいているというところでございまして、現在のところミステリーリサーチが本当に行政サービスの満足度調査に適するのか、こういったことは検討は必要になってくるかと思いますけれども、現時点ではこれはまだ時期尚早ではないかというふうに思ってございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 今、提案箱というお話のほうをいただきましたけれども、提案箱のほうで市民の方のご意見などもいただいているというお話ですけれども、それではその提案箱の1年間の、もしくは月ごとの投函数や内容がどのようなものがあるのか、果たしてそれが窓口対応の改善などに役立つような形で現在は、もともとあったものですから、きちんと機能しているのかどうかということをお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 提案箱につきましては、市民の方々からいろいろご意見をいただくということで設置をさせていただいております。提案箱の活用状況でございますが、23年度今途中でございますので、23年1月から12月までの1年間の暦年で報告をさせていただきたいと思います。 全体としまして、24件のご意見をいただきました。これを分類してみますと、ご意見が1件、要望が14件、提案として1件、苦情が5件、市に対するお礼といいますかそういったものが3件ございました。先ほど市の行政窓口ということでお話がございましたが、その苦情の中にはやはり市の職員に対するご意見とか、そういったこともございました。そういったものにつきましては、その都度、総務のほうで庁内のほうに指示をいたさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ただいまのその提案箱のほうに投函された件数が1年間、これで24件というお話でございましたけれども、ミステリーリサーチなどこちらのほうからより顧客の話を聞くような形をとっていかないと、1年間に24件の提案箱への投函ということですと、かなりこれはリサーチとしては数が少ないと思うんですけれども、その辺のことに関してどのように考えているのかちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(作田博君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺友衛君) 私ども今まで、昨年は震災もいろいろございましたが、そういった中で市民の方々から厳しいご意見もいただいている。また、お褒めの言葉もいただいているということでもありますけれども、そういった中で、この職員の接遇ということに関しまして、これに関しましては私ども時にふれ庁内を見て歩いてございますが、ほぼ満足できる状態でやっているんではないかなというふうに私どもはとらえてございます。そういった中で、ただきちんとあいさつすべきものはあいさつするということがこれはまず基本だということで徹底をさせていただいてございます。 なお、どうしても市民の方々が市民サービスを受けるその相談の場が市役所ということになってまいりますが、同時にこれは市民サービスに向けてのいろいろ事務をとる場でもございます。誤りのないように集中をした事務も求められているということで、往々にして窓口にいらっしゃるお客さんに気づかないで事務執行しているという事例もあるようでございますが、これにつきましても、周りで声をかけ合いながら進めていく必要はあるだろうというふうに思ってございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) それでは、念押しのようで非常に恐縮でございますけれども、現状のミステリーリサーチ、それだけではなくていろいろな顧客ニーズの取り入れの手段というものがあると思いますけれども、そういったものをとりあえずは今現状の状態のままで続けていて、サービス向上を効率的にしていけるということで受け取ってよろしいでしょうか。 ○議長(作田博君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺友衛君) 今議会の諸報告におきまして、人材育成基本方針をお示しをさせていただきました。現在それに向けて職員のレベルアップを図ってまいりたいと思います。これについては常にPDし、見直しもCSも必要になっているだろうと思いますけれども、そういったものを重ねながらレベルアップを図ってまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では次の中項目2のサービス業的な考え方の導入についてお伺いしていきたいと思います。 先ほども中項目1で申し上げましたが、企業、サービス業はサービス向上のためのさまざまな工夫を行っております。サービス向上をするということは、これはイコール顧客ニーズに対応するということになってくるというふうに思います。普通のサービス業の観点から申し上げますと、例えば顧客需要が一番高まる日に合わせた休業体制をとっていくのが一般的であると思うんですけれども、これは市の手続業務についても同様で、通常の会社勤務をされている方は平日にあいている時間帯に市役所に訪れることが難しかったりするようなこともあると思うんですけれども、市としてはどのように考えておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 行政サービスでございますが、これにつきましては当然税金等の公費で住民の方々にいろいろ提供していくということでございまして、やはり少ない財源を有効に活用しながらサービスの向上を図っていくという必要があるというふうに思っております。行政サービスを受けるその機会をどのようにするかということなんですが、やはり勤務をしていますとなかなか都合の悪いという方もあろうかとは思いますが、こちらも毎日平常業務として行っておりますので、利用される方につきましてもできるだけその都合をつけていただきながらご利用をいただければというふうに考えています。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) こちらのほう、そういう観点のほうから申し上げさせていただきますと、以前にも一般質問いたしましたように、自動発行機の導入なども非常にニーズがあるのではないかというふうに思います。一応なるべく都合をつけて来ていただくというお話なんですけれども、それこそそれは企業的な考え方にはならないと思うんです。企業でしたらば、例えばおいしいラーメン屋さんがあると、じゃ、そのラーメン屋さんに行きたいときに、平日の昼間しかやっていないから食べたい人は平日昼間に会社を有給をとるなり、休憩をとるなりしてその間に来てくれ、そういうお話になってしまうと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 市としましても、できるだけサービスの利便性を図っていきたいということで、これまでの状況でございますが、毎週月曜日に平日の執務時間内においでになれない方のために、午後7時まで時間を延長しまして各種証明等の交付、さらには税の相談とか納付をいただけるように、改善を図りながら利便性を図っているという状況でございます。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 利便性のほうは図っていっているというお話だったんですけれども、先ほども申しましたように、自動発行機の導入も非常にニーズがあると思いますし、まだそれがもしできなくても、ある程度手続に手間がかかることなどは、土日祝日にかかわらない、予約制の導入など、金曜日までにちょっと電話していただいて土曜日の何時ぐらいにこの件で伺いたいんですけれどもという形でやっていただけると、土日祝日しかお休みがない市民の方も非常に便利にそういった手続などをしていただけると思うんですけれども、その辺の導入に関してなどはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 今ご意見ございました平日の執務時間においでになれないということの一つの対応として予約をいただきながら土日の日に交付をするという一つの方法でございますが、以前、白沢村時代のときにそのような方法をとったことがございました。試行ということではっきりはあれなんですが、半年くらいだったと思うんですが、電話予約をいただきまして、証明書等をつくっておきまして、土日も開館しております図書館のほうで交付をしたかなと思っておりますが、その試行期間の中では非常にPRはしておったんですが、利用者が少なかったということで、試行だけで終わったという経過がございました。ただ、時代も変わってまいりますし、常にやはりサービスの向上ということは念頭に置かなければならないというふうに思っておりますので、先ほどの自動交付機、これも先ほど申し上げましたが、少ない財源でできるだけ効果を上げるということからしますと、設置するのも相当の費用がかかるというふうに聞いておりますので、その辺もあわせながら、今後、課題かなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 市の窓口といいますと、かなり広く範囲がございます。限定した窓口の話になってしまうかもしれませんが、証明等々の発行に当たりまして、個人の確認というものが法律で義務づけられております。それを満足させられるかという問題が一番大きなところではあろうと思います。それらが、すべて満足させられるという条件になれば、ある程度考えられるんではないかと思いますが、現状その後は人間の数の問題というものも出てまいりますので、その辺も踏まえまして、考えさせてはいただきと思いますが。 さらに、自動交付機のお話がございました。一時期土日も利用できるということで全国的に一時ふえた時期もございます。最近は逆に撤収しております。できれば、進んでいるところですとコンビニ交付というようなことも始まってまいりましたので、それらの利点等々を踏まえた中で、どういう方法が一番いいのか。必ず窓口があいているではなくてもできる方法はあると思いますので、何かしら今後全国的な流れの中におきましても検討はさせていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) もちろん、この質問をさせていただいている眼目は自動発行機が必ず必要であるとか、土日必ず窓口あいてなければならないとか、そういうことではなくて、市民の方々が特に平日なかなか市役所のほうにおいでいただけないような市民の方がどのようにしてそういう方たちのために利便性を図っていくかという質問でしたので、そういった意味で私が申し上げたのは一例でございますので、それ以外に何か解決策などございましたら、なるべくそういったことを対応していただきたいというふうに思います。 企業に見立てますと顧客ニーズへの素早い対応と申しますのは、企業であれば企業生命にかかわるこれは大事なファクターであると言えます。市の業務は企業と違い、利益率に関係なく市民のために対応しなくてはならない分、企業より厳しい面もあるとは思いますけれども、よい意味でのそのような顧客ニーズ等の企業的な考え方を充実させていっていただきたいなというふうに思います。 では次の大項目、質問に移らせていただきます。 次は、幼稚園・保育所等についてになります。 まず初めに、本市から他市に通園している児童の人数等は、ある程度でもいいので把握なされているのかどうかということについてお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) おただしの市外に行っている幼稚園の子どもの数ですが、現在のところ私立幼稚園の就学奨励費の補助金を出しておりますので、それらのほうの情報として申し上げますが、全体で35名の方が通っているというふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では早速こちら中項目の2になりますけれども、他市に通園されている理由、原因等、いわゆる通園におけるニーズの把握等は行われていないのかどうかということについてお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 他市のほうに通われている理由というのは詳細調査はしておりませんが、おおむねそのうち郡山市が22名ということで多くの方が通っている。予測の範疇かもしれませんが、いろんな勤務の関係とか、料金の関係、幼稚園のほうのサービスの関係なのかなというふうに思っておるところです。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 多分、ご両親などの通勤の関係など、多々そういうことはあると思いますけれども、一応、市といたしましては、他市に市の園児のほうが通っている方がいらっしゃるということについて、どのような見解をお持ちなのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 幼稚園についての基本的に本宮市に住所のある方は、当然本宮市に入っていただきたいというようなこともありますが、いろんな事情で幼稚園の特性の関係とか、それぞれ私立のほうの幼稚園の特性があったりするところで保護者の方の希望に合ったところで選んでいるのかなというようなことで、できれば本宮市も市内の幼稚園等で対応ができればいいのかなと思いますが、あくまで保護者の方々のニーズをそれぞれ聞きながら対応はしているつもりでございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 先ほど、通園におけるニーズなどについての調査などはされていないというお話だったんですけれども、こちらのほうまず他市に通園する方は、どのようなところがよくて他市に通園するのかというようなことのニーズをきちんと把握した上で、それに関しまして本市のほうでなるべく対応していきたいというお話であれば、きちんとほかにあって、当市の幼稚園にはないものということを把握していかなければいけないとは思うんですけれども、そちらのほうはニーズの調査等をされる予定などはないのかどうかお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) ニーズ調査、それぞれ方法等はあるかと思いますが、いろいろ私立幼稚園の運営方針、経営方針が特性のあるものがあって、そこで保護者の方が共鳴しながらそれに通わせているのかなということもあるかと思いますが、その理由についての調査については必要があるのかどうか今後の検討の課題とさせていただきたいなというふうに思います。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 今のお話のほうからいただきますと、大体予想としてはそのような理由からかなというようなご答弁を先ほどからいただいているんですけれども、このような理由からほかの市に行っているのかなではなくて、それはもうきちんと、こういった理由で他市の幼稚園に行かれている園児の方がいらっしゃいますと、本当は本宮市のほうに通いたいんですけれども、こうこうこういう理由からですということをきちんと把握しないと、それは市民の方のニーズに応えられなかったりする話だと思いますので、そのほうはきちんとそういうことを把握していただいて、調査していただいて、それでそれは私立でなければできないところだから、こういうことを求めるんだったら他市に行っていただくしかありませんよとか、逆にこれは市のほうで対応できることなので、市のほうでも取り入れてみますよというふうな形にしていかないといけないと思うんですけれども、その辺に関しましてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) いろんなニーズ、要望等の把握は今後も検討もしたいと思いますが、いずれにしましても私立のほうでの個性といいますか、特性もそれぞれ持っているのも事実でございますので、それらの公立の幼稚園でも保育所でも対応が今後の必要性があるかどうかについては研究をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ここからは、中項目の3にちょっと入ってくるんですけれども、ニーズの把握とも少し重なる部分があるんですけれども、私の多少調べたところによりますと、例えば私立などにはなってしまうんですけれども、こちら入園、入所の競争率が高い施設などに関しましては、例えばお子さんに絶対音感をつけるためのミュージックステップとか、そういったプログラム、もしくは簡単な脳の活性化、脳の力と書いて脳力アップのプログラム等を取り入れているようなところが多いようなんですけれども、そのような人気がある幼稚園はどのようなことをしているから人気があるよと、それでその中から市の中でもこれは取り入れられる、取り入れられないといったようなそういう選択とか、比較検討などということはされているのかどうかをお伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) いろいろな幼稚園の中での教育の進め方があるかと思います。本宮市内の公立幼稚園においても文部科学省からの幼稚園教育要領等々いろんな形での指針をもとに一定の水準を保つようにというふうなことで取り組んでおります。ただ、いろんな今おっしゃられたような私立幼稚園のほうでの特色ある教育の進め方もやっておられるところがありますが、それらについての研究ということについては職員みずからいろんな形で研究会等に参加しながら資質の向上なり教育目標のカリキュラムの策定に当たっては研究をして取り組んでおるところでございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕
    ◆1番(菊田広嗣君) あと、こちらもその関係でもう一つ質問をさせていただきたいんですけれども、ちょっと難しいかとは思うんですけれども、公立の幼稚園等に至ってもやはり中のスタッフといいますか職員さんの資質のブレというものはある程度出てくると思うんですけれども、こちらをきちんと査定、お給料の上がったり下がったりではなくて、ただ単に査定して顧客満足度などの成果をきちんと把握して、これらを公表すると。それによりましてこの幼稚園のここはいい、この幼稚園のここは悪いなどといったようなことをきちんと公表いたしまして、いわゆる競争による活性化というものを促すべきではないかというふうにも思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 幼稚園事務の評価かと思いますが、これらについては教育委員会全体の中の評価になってしまうかもしれませんが、先日議会のほうにもご報告させていただいた本宮市の教育事務評価という形で評価をいただきながら、これは公表をさせていただいております。ただ、競争の観点の中での本宮市の幼稚園の評価といったものについての部分については、必要があるかどうかは十二分に調査研究をさせていただければと思います。 以上です。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) こちら、もちろんいろいろな評価などをしていくべきだと思うんですけれども、園ごとに、その施設ごとの個別の評価をきちんとした上で、競争をさせなければ水準を高く保つことは私は難しいと思うんですけれども、そういった競争、査定や評価をちゃんとした上での競争をさせての活性化ということに関しまして、どのように考えておられるのか、すみません、もう一度お伺いいたします。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 確かに、競争も時には必要な部分もあるかもしれませんが、あくまで公立の場合に、基本としてやはりどこに水準を持つかというふうなことにもかかわってございまして、やはり統一的に一定の水準に持っていかなければならないというふうな課題もございます。そういった中で、いろいろ幼稚園ごとの競争も必要かと思いますが、本宮市で特色のあるものとして幼稚園、保育所の統一カリキュラム、目標は一つにしながら子どもたちも同一の水準に高めようというふうな大きな目標があるというようなこともありますので、それぞれ切磋琢磨しながら保育所・幼稚園の施設ごとの工夫しながらも、必要だと思いますが、一定水準の子どもさんを育て上げるというふうなことも大切なのかなというふうに思っておるところです。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) もちろんまずは一定水準の教育などをしていくということが大前提のお話にはなると思うんですけれども、さらにその上で統一カリキュラムで皆さんで切磋琢磨してやっていかれるということも十分に意義のあることだとは思うんですけれども、きちんとその中でも、ただ仲よくするだけではなくて競争して、うちのほうはちゃんと例えば職員の人皆さん例えば欠席が少ないですよとか、もしくはちゃんときちんと父兄さんの対応もきめ細やかですよとか、ある程度の懇談会で済ませていますよとか、そういったある程度のむらが、水準だと出てくると思うので、そういったところでできる限りのところを競争していかなくてはいけないというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 次に、大項目4の施政方針についての質問をします。 こちらは、平成24年度の本宮市介護保険特別会計予算についての記述の中に、住み慣れた地域でいつまでも健やかに安心して暮らしていただくことを目的にというふうな記述がございました。現在、該当する老人の福祉施設等がなく市外の施設に入居されている方々もいらっしゃるようですけれども、市内に施設があれば本当は市内にいたいんだけれどもというような声も聞こえてくるわけですけれども、居宅介護だけではなくて、そのような方々に対しましてのこの地域で過ごしていただくための対応等もお考えがあればお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 介護のサービスにつきまして、確かに本宮市は県北地方の中でも小さな村を除きますと施設の充足率は高い部類にございます。それでもまだ入りたくても入れない人がいるというのも事実だと思います。その中、また加えまして、その程度でありますとか、疾病をお持ちの方でありますとかによりましては、施設にも限りがございますので、どうしても市の近くになくて遠くに行っていらっしゃる方もいるというのは事実だと思います。 ただ、すべての方が例えば地域の施設に入るような仕組みというのは、理想かとは思いますが、そうすることで多くの被保険者の方々の保険料にもかなりの負担をお願いするようになりますし、40歳以上の第2号被保険者の皆様の負担もどんどんとふえることにもなります。このような状況を踏まえまして、国におきましてもそうでありますけれども、在宅介護という方向性が強く打ち出されております。当然、自宅で見るというのは大変な部分がございますが、それらのために、通所ができる、通い、訪問、泊まり、それらのものができるような小規模多機能型居宅介護サービスとか、そういうものを組み合わせながら、在宅介護のほうを力を入れていきたいという考えで予算を計上させていただいたものであります。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菊田広嗣君。          〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(作田博君) 1番、菊田広嗣君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時10分といたします。 △休憩 午前10時58分 △再開 午前11時10分 ○議長(作田博君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △菅野健治君 ○議長(作田博君) 日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告3番、議席2番、菅野健治君の一般質問を許します。 2番、菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) おはようございます。議席番号2番、菅野健治です。 まずは、きのう3月6日朝日新聞に掲載されておりました記事内容をちょっと朗読させていただきます。東日本大震災の被災3県のうち、福島県の人口だけが減少を加速し、震災前から30年後には半減するとの予測を政策研究大学院大学の出口恭子さんという准教授がまとめました。東京電力福島第一原発の事故による避難で子どもの世代と母親の世代が大量に県外へ転出、この傾向が続く場合、少子化が続くためだということです。3県とも震災前からの人口が減っているため、2010年、2年前の人口を100とした場合、震災がなくても2040年には63.8、36.2%減少、これに震災の影響を受けると2040年に50.8、49.2%減少と、人口が半減、65歳以上の割合、高齢化率が2040年に44.7%と全国1位になるそうです。出口恭子准教授は、福島県の人口減を食いとめるには明確な復興の見通しを立てる必要があるということで指摘されております。これが本当だとしますと、福島県はこれは28年後、2040年、私が70歳を迎えるときに、福島県の人口が100万人になってしまい、私を含め2人に1人は65歳の高齢者となるということになります。これが本当だとしますと、福島県はもちろん、本宮市にとっては大変深刻な問題でございます。まずは市の執行部の皆様にご報告をさせていただきたいと思います。 昨年3月11日に発生いたしました東日本大震災によりまして1年が経過しようとしております。本宮市は本年、復興元年と位置づけまして復興計画、除染計画を策定し、実施する運びとなっておりますが、市民の皆様は日々不安な毎日を過ごしているものと思います。今後は国や県の指導のもと、一日も早い復興を望みますし、次世代を担う子どもたちのため、そして諸先輩の皆様に今後安心してこの本宮市にこれからも住んでいただきたく、先日通告いたしました大項目4点を順に質問させていただきます。 まずは、福島県線量低減化活動支援事業についてです。福島県は将来を担う子どもたちが生活空間として過ごす時間が多い通学路、公園等における放射性物質による放射線量低減を図るために、町内会、PTA、ボランティア等により側溝の清掃や草刈りなどを行う際の支援を昨年8月より実施しております。 そこで、最初の質問ですが、補助対象期間が平成24年2月末で締め切りました。本宮市としての成果をどうとらえるか。また、何団体がこの支援事業に参加したのかお教え願います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 本市におきまして、この県の事業に取り組んでいただきました市民の方々、大変多くおられます。ここで改めて感謝を申し上げたいと思います。 実績といたしますと、116ある行政区のうち、57行政区の皆様にご尽力をいただいたところでございます。 また、この事業につきまして、県議会のほうでも議論がされているところではございますが、新年度につきましても、継続を考えているというふうにはお伺いしております。 また、成果ということで考えますと、当然、除染計画をつくり、市町村が中心になりまして本格的な除染に取り組むということになりますし、それ以前、そういう除染の方法も何も見出せない時期からもう既に子どもたちのために通学路等の除染をしようということで県が取り組んだ事業でございます。これらが市町村の除染計画の中にどんどん取り込まれて、最終的に各市町村、全域の除染が進んでいくということになりますと、この事業だけをとらえて成果というのも少し難しいとは思いますが、これだけ多くの自治会の皆様に取り組んでいただきましたし、また、やった結果、当然大きく変わらないところもありますが、逆に大きく下がったところも実際にございます。これらを踏まえますと、大きな成果があったんだろう。当然、これらのご尽力いただいたことに感謝申し上げながら、さらに行政としましても各地区の除染に取り組んでいきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 今、部長のほうから57団体が今回の支援事業を使ったというお話をお聞きしました。 こちらは本来であれば116団体すべての方に周知をしまして、この支援事業をやっていただくというのが本来の理想ではなかったのかなというふうに思います。認知や告知が十分だったのかという点で、本宮市としてはどのようなお考えをお持ちなのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) この事業につきましては、県では昨年8月2日に施行されまして、それを受けまして市におきまして8月4日に行政区長会議の中でまず説明をさせていただきました。その中では、当然不安もございますので、できないというご意見をいただいた行政区もございます。その後、一部の行政区からぜひやりたいというお話もどんどん上がってまいりまして、10月24日に再度すべての行政区長さんに事業内容、さらには取り組みのお願い等々のご案内をさせていただいたものでございます。さらに、当然、お願いするだけではなく、各地域に出向きましても説明をさせていただいております。41カ所の行政区に出向きまして、事業の説明、さらにはお願いをさせていただきました。 これらを踏まえた中では、各行政区のほうに内容としましては周知がされたものというふうには理解しております。ただし、この昨年8月2日に施行されたというふうに考えますと、例えば、市民の方々に除染をお願いするにしても、どの程度までのことをすればいいのか、そういうものもまずなく、とりあえず除染をしなくちゃいけないだろうということで始まったんだろうと。それらの問題点もありましたので、とてもじゃないですが我々も大きな被ばくを受けるのでできないという判断をいただいた地区もございますので、これらにつきましては、それぞれの地区地区の判断は尊重させていただきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 周知につきましては41カ所につきまして説明会を実施したというお話をお聞きしました。 そこで今回のこの事業、終了いたしましたが、市としてこの問題点、いろいろあったかと思います。問題点がありましたらお教え願いたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 事業といたしますれば、今ほどこの周知について問題点はなかったのかということでお話はいただきました。通知、さらには出向きましての説明等々させていただきましたが、必ずしもすべての行政区に同じように伝わったかどうかというところは行政としまして問題というふうにはとらえております。 さらに、先ほどもお話させていただきましたが、放射線に対します知識、決して豊富なわけではございませんでした。それに対しまして、じゃ、どこまでの作業ができるのか。それらにつきまして、やはり行政としましても基準ももちろんございませんが、行政としましてももっと知識があって、当然市だけの判断ではない、国の判断にはなるわけでございますが、そういうものを持ち合わせてお願いができれば、さらに皆様方に安心感を持った中での作業をしていただけたんではないかというふうに問題点としてはとらえているところでございます。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) そこで、問題点につきまして、ちょっと私の考えを申し上げたいと思います。 私個人的に考える問題点なんですが、この8月より実施したこの新事業なんですけれども、区長さんを8月4日に招集したというところがどうなのかなというふうに思います。各地区、116カ所ある区長さんを呼んだかと思いますけれども、まずは区長ではなくて、もう少し大きいエリアでまずは区長ではなくて代表区長ですか、そういった方でまずはやってみてはいかがだったのかなというふうに思います。 今回の問題点につきましては、やったところとやっていないところのエリアがはっきりしているっていうのが問題点がございまして、私たちが住む長屋地域というのは、この問題があったときに区長判断だけではなくて、地域環境推進委員会というのを開催しまして、出席者は分館長が窓口になってやっていただきました。各区の区長を招集し、また、その地区のいろんな団体の責任者を招集しまして、この問題について何度も協議を行いました。区長1人だけの判断ではどうにもならないということで、大字単位でやったわけなんですけれども、オブザーバーに渡辺善元議員と私が出席いたしまして、この問題について協議いたしました。 また、当初仮置き場という話もございまして、市で思うような候補地が見つけることができないということで長屋地区でどの場所が適当かということで意見を出し合ってやった経緯もあります。そういうふうなやったところもありますし、実際やっていなくて、区長の本当の個人的な、やらないほうがいいんじゃないかというところで実際にやっていない大字地区などもあるとお聞きしております。 そこで、今後24年度除染計画が本宮市で策定されております。その問題点も含めまして、この24年度除染計画どのような計画に基づいて行うのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 市の除染計画につきましては、昨年12月末に国・県のほうに提出させていただきまして、現在内容につきましてすり合わせをさせていただいております。 また、過日地区懇談会の中で復興計画とあわせまして、除染計画につきましてたくさんのご意見をいただいております。さらに12月以降、新たな除染の技術等も国のほうから示されているものもございます。これらを踏まえた中で、2版、3版というふうに除染計画は直していきたいと考えております。 ただし、お示ししております除染計画、それぞれの地区における細かい除染の方法を示すものではございませんので、それぞれの地区の除染計画、一遍にできるものではございません。当面、地区懇談会でもお話しさせていただきましたが、和田地区、長屋地区につきまして24年度先行しまして除染計画をつくり、除染に臨ませていただきたいというふうに考えております。 モデル除染につきまして、9日から始まります。それらの中で、費用、方法、日数、いろんなことの実績が出てまいりますし、方法一つとりましても、効果もそれぞれ変わってくるかと思います。これらを踏まえた中での地区ごとの除染計画をつくらせていただいた中で、24年度進ませていただければと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) それで、来年度の除染計画についてなんですけれども、23年度今回は支援事業に特化させていただきます。23年度の活動の結果を踏まえて、当然いろんな問題点があったかと思います。そういった中で、各地域や各地区でばらばらに実施したというのも問題点の一つかと思います。12月に行ったところもありますし、1月、ぎりぎりの2月にやったところもあります。1月、2月になりますと今度雪が降って、実際はやったのかやっていないのかわからないような状況になっているところもあります。 そこで、ちょっと提案なんですけれども、市内全域一斉でやることが実際どうなのかなというふうに思います。震災前ですと、例えば7月に県下一斉クリーンアップ作戦というものがございます。これ7月の第1日曜日に毎年行われていたんですけれども、例えばそういう日を目標にこの支援事業を持っていってやるという考えもあるんじゃないのかな。各地区、各地区で対応していると、市の職員の方も負担が多いとは思いますし、その日にちを目標に決めて、各大字単位などで1日だけではなくて、2週続けてやってもいいかとは思うんですけれども、そういうふうな日にちを設定して行うというような形、この支援事業を行うことを提案したいと思うんですけれども、そういう点はいかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) まずこの県の線量低減化活動支援事業でございます。今期の県議会におきまして新年度予算の中で検討されております。それを踏まえた中というふうにはなりますが、実際進めるに当たりましては、ご指摘の考えかたも一つあろうかと思います。ただし、既に実施した地域と実施していない地域、それがこの事業の中で改めて同率に扱っていただけるのかどうかという問題も出てまいります。また、場所によっては汚泥等が発生するような場所も出てこようかと思います。そうしますと、それなりの仮の仮置き場というものも考えなくてはいけないかと思います。それらの条件が整った中であれば可能性がなきにしもあらずとは思いますが、当面この事業が新年度継続になるだろうと予測はしておりますが、決定はされておりませんので、その状況を見守りながら、また、この事業が23年度と同様なのか、もっと使いやすく、さらには逆にもっと別の方向に行くのか、それらについても見きわめさせていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) この23年度行われました県の補助金を使った支援事業、いろんな問題点が出ていると思います。そういった問題点を解消して24年度はぜひ効率のよい支援事業を行っていただきたいというふうに思います。 続いて、次に進みます。 本宮市では、民俗芸能継承団体、史跡保存団体に対しまして、計14団体に一律の補助をしております。現在いわゆる無形民俗文化財を継承する動きというのは、各地区で当然あると思いますけれども、現在のよい伝統が少子高齢化による人材不足、そして保存団体の運営難により消滅する可能性が多々あるものと思われます。我々が子どものころは地域の春、夏、秋のお祭りなどの行事が毎年当たり前に開催されておりまして、地域には活気がありました。そんな記憶を今でも持っておりまして、そんなよい文化はいつかは当然受け継ぎ、継承していかなければならない、自然に思っておりました。そこで市が14団体に一律補助している金額、この1万5,000円についてお聞きいたします。 この補助金の額についていつから行っているのか。また、増額について検討しているのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) おっしゃるように地域の文化財、民俗芸能関係の継承、非常に子どもたちの健全育成のためには重要だと考えております。 今、おただしのいつごろから交付しているか、合併前の旧本宮町の時代にはこういった指定団体がなかったため交付はしていませんでしたが、旧白沢村のほうで一律に交付を1万5,000円をしていたと。合併後にその金額を継承しながら1万5,000円を今も交付しております。その後本宮地区においても、保存団体ができあがったので同じように交付をしておるところでございます。増額等については、いろいろ経費等かかっている実態を踏まえながら、今後の中で精査をしていきたいなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 今14団体のお話をさせていただきました。そこで、新規にいろんな団体があると思うんです。そういった新規の団体について、この対象とする考えはあるのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 新規といいますのは文化財保存団体の支援事業ということで合致するのかどうか、いろんな条件があると思います。その中には、文化財保護審議会等々の意見も聞きながら、指定をされる必要があるのかなというふうに思っています。現在のところそういったところは把握はしておらないところです。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) お隣の二本松市の例を出させていただきます。二本松市は補助金に対してめり張りをつけております。国や県、市の指定を受けている団体についてめり張りを設けておりまして、そのいただいている団体も補助金を多くいただけるように日々精進しているとお聞きしております。国の指定の団体ですと例えば3万8,000円、県ですと3万1,000円、市ですと2万5,000円、とめり張りをつけていまして、その他ですと2万円ということなんです。二本松市のそのめり張りをつけた補助金に例えばなりますと、その保存団体は例えば市の指定をいただこう、県の指定をいただこうというふうにその保存会がすごく活性化されまして、次につながるといいますか、継承する動きがあるとお聞きしております。今後につきましては、一律1万5,000円を、実際1万5,000円という額についても見直しを図るべきと思います。ご意見ということで報告をさせていただきます。 続きまして、地域振興支援についてでございます。 市内には、各地域に夏まつり、盆踊りですね、ふれあい祭りなどのお祭りが開催され、その地元に住まれている方は毎年その開催を非常に楽しみにしております。 ただ昨年3月の原発事故による放射能汚染により中止した団体、開催した団体、それぞれありまして、中止した団体の中にはことしは昨年を期にもう開催をやめようか、または再度盛大に復活し、開催しようかというふうな検討を今しているところと聞いております。小さなお子さんはその地域に魅力のある行事が開催されないと、地域に対する郷土愛が薄れ、将来大人になったときにそこに住む魅力がなくなってしまい、簡単に地域から離れてしまうのが現状かと思います。我々世代は今まであった地域の魅力的な行事を継続し続けること、そしていずれはその行事を次世代に継承すること、そしてその子どもたちには将来大人になってから、この地域に住んでいただき、その行事を一緒になって盛り上げていくことが必要だと思います。 そこで、本宮市は各地区の夏まつりや盆踊り、ふれあい祭りなどに対して、補助や助成をしているのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 各地域のそういった夏まつり等の行事といいますか、イベントでございますが、市としまして、現在助成はしておらない状況でございます。各地域づくり協議会大字単位に現在11地区ございますが、そういった協議会につきましては、年5万円の助成をさせていただいておりまして、この協議会の中でいろいろ活動をされているというところがあるというふうには伺っておりますが、直接その祭り等のイベントには助成はしておらない状況でございます。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) いま助成のほうはしていないというお話でした。先ほどの文化団体のお話でもありましたけれども、こういったものを継承し続けることがその地域に住む魅力であったり、我々がそこで盛り上げてこそ、そこに定住していただけるというような考えを持っております。助成をしていないということでしたので、助成にかわる、市として地域振興支援の何か支援をお願いしたいというふうに思います。 次に、平成24年度市民参加型事業(復興イベント)についてでございます。 東日本大震災から1年を迎えるに当たりまして、今週3月10日、11日の2日間にかけまして「本宮市復興の集い2012」が開催されます。高松市長の強い思いによりまして開催される復興の集いが盛大に開催され、無事終了することをお祈りいたします。 そこで、市として来年度、平成24年度に少しでも地域に元気や勇気や夢を与えられるような市民参加型事業、復興イベントを検討しているのかをお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 次の質問に移ったところで大変申しわけございませんが、先ほどのご質問で、大字単位の地域づくりについては、年間5万円でございましたが、各行政区の事業といいますか、そういう各行政区で事業をやっておりまして、1事業1万5,000円ということで、行政区交付金として支援をさせていただいております。大変答弁漏れでございまして申しわけございませんでした。 ことし3月11日に、昨年の大震災、さらには放射能災害を受けまして非常に被害が大きくて市民もいろいろ影響を受けている状況がございます。このいろいろな被害を風化させることなく後世に伝えていくということを目的に、この3月11日に復興の集いを開催させていただきまして、今、実行委員会を立ち上げましていろいろ準備をさせていただいております。また、来年度以降につきましてもやはりこの後世に伝えていくという目的がございますので、その集いの中身につきましては、今後ことしの実施の状況などを踏まえながら検討しながら、やはり来年以降も開催をしていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) それでは、今の答弁ですと来年も同様の集いを開催するというお話でした。同様のような市民参加型事業、来年3月に限らず、その復興イベントを開催する団体に対しまして、市として補助や助成をすることを検討しているのかをお聞かせ願います。 本年8月になりますと例えば本宮市夏まつりなども開催されます。そういったものを復興イベントとしまして、何か市として、祭りの助成は当然ありますけれども、何か違うことで検討しているのか、また9月ですと、昨年ですと本宮青年会議所が主催しました「とっておきの音楽祭」などもこの復興イベントに当たるかと思います。検討しているのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 今お話ございました市民の皆様方のイベント等でございますが、現在のところでございますが、地域から各種団体等からのイベント実施についてのまだお話等は伺っておりません。今後、こういった提案等がございましたら、その主催者、さらにはイベントの対象者、さらには事業内容等をお伺いしながら市としてどのようなバックアップができるかということで検討をしていきたいというふうに考えております。 また、市だけでなくて、国とか県、さらには支援団体等の支援策ということもございますので、そういった情報を得ながら、情報をお伝えしながら、一緒にそういったイベントを成功させるように市としても支援をしていきたいというふうに考えています。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 今答弁ございました。同様のものがございましたら、市としても検討するというお話でした。復興の集い、来年は2013となるわけなんですけれども、この件に関しまして、高松市長のお考えも、ぜひお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、菅野議員のご質問にお答えを申し上げます。 復興の集いということで、ことし議員の皆様方、ご指導をいただきまして3月10日、11日ということで開催させていただくこととなりました。実行委員会の皆様方にもいろんな案を出していただきまして、その中での集いの編成となったところであります。市といたしましても、私も前から申し上げておりますとおり、この大きな震災、そして放射能事故についてはきちっと検証していかなくてはいけませんし、その結果について市民の方々にしっかりと受け継いでいくべく、何らかの行動をとっていかなければならないというふうに思っての今回の復興の集いでございます。前にも申し上げましたとおり、このことにつきましては単年度で済む話ではないというふうに私は思っておりますので、今年度の3月11日の結果を十分検証させていただきながら、より効果的なその集いをどうあるべきか、また、実行委員会の皆様方に問いかけをさせていただきながら考えてまいりたい、前向きに考えてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 来年度につきましてもぜひ地域に元気を与えられるような復興イベントをぜひともお願いしたいと思います。 続きまして、園児・児童についてでございます。 来月より新学期が始まります。4月は新しく幼稚園、小学校に入園、入学する園児や児童が新たな環境の中で通うものと思われ、通学時の事故やトラブルがあるのではないか、保護者は心配しております。 そこで、本宮市は幼稚園や学校周辺の通学路、特に歩道に対して十分に整備されているのか、されていないのか、箇所を把握しているのか、お聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) それでは、ただいまおただしの件でございますが、まず、学校、幼稚園に通学する場合の通学路、教育委員会のほうに確認をさせていただきますと、市内に総延長で約150キロがいわゆるスクールゾーンとしての認定になっているというふうなことでございます。当然、学校周辺の環境整備歩道の整備ということにつきましては、我々としてもやっていかなければいけないというふうな認識は持っておるところでございます。 あと、各学校からPTAの方も一緒になって、危険箇所等々それを先生方とお話し合いをしながら把握ということと、あと、私どもといたしましては、交通安全の分会さん、さらには私どものほうの道路パトロール等々におきまして、危険箇所の把握をさせていただいている。さらには公安事業といたしまして、歩道等の設置をさせていただいている。あと、具体的なものといたしましては、やはりそういった中できちんとした歩道の設置というのが、いろんな用地的な問題であったり、そういうものもございますので、喫緊の対応といたしましては、やはり側溝等にきちんとふたがけをして、歩道にかわる部分の幅員を確保するとか、そういうふうな形で対応させていただいておるところでございます。 先ほど申し上げましたスクールゾ-ン、通学路の延長には県の分も含まれているというふうな認識をしておりますが、当然、従来から県に対しまして県道の歩道の整備ということで、これにつきましては、議会のほうにもお願い申し上げまして、市の議長会のほうにも一緒になって、県道の歩道整備だけではございませんが、歩道整備を含んだ中で要望をさせていただいているということで、実質県道で言いますと7路線が歩道を含めた、要望箇所はほかにございますけれども、歩道としては7路線ほど歩道の整備要望もしておるという状況でございますので、そのうち県道ではございますが、1路線につきましては、要望した箇所が何とか22年で一部完了したというふうなことで、要望を重ねながら何とか早い時期での対応をしてまいりたいというふうに考えています。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 県道で7路線ということでお聞きいたしました。 ぜひとも県に対しまして、要望等を今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。 続きまして、白沢地区において運行しておりますスクールバスの件でございます。 スクールバスにつきまして、朝の運行時間によっては会社への通勤時間と重なるために園児・児童の乗車時にスクールバス停車中に後続車がスクールバスを追い越し、対向車と接触事故に遭うことが想定されます。スクールバスの運行時間に問題はないのか、また、停留所の場所についても問題がないのか、走行の車が多い県道や市道、または細い道路などは停留所を設けず、安全なスクールバスの走行のルートを策定してはどうなのかと思いますが、市としてのお考えをお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) スクールバス運行でございますが、白沢地区での通園・通学バスの運行時間については、基本的に就園及び就学時間に合わせて乗車する時間が最短となるような設定を組んでございます。場所によっては、おっしゃられるような接触事故等の危険等も遭遇している場所もあるかもしれませんが、極力停車スペースを確保できる場所を停留所については選定をしておるところでございます。いずれにしましても道路の状況や交通環境並びに利用者の地理的状況などを勘案しながら運行ルートも設定をしておりますが、改めてそういった危険箇所があるのかないのか、再検証しながら、必要があるとすれば見直しも含めて調査をさせていただきたいなというふうに思っております。 なお、運行については、バスの運行会社のほうに委託をしておりますので、十分に事故のないような配慮をするようにお話をしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 今部長のほうから答弁がありました。 事故があってからでは取り返しがつかないことが予想されます。新学期に入りまして、スクールバスの乗降時間や停留所の場所、経路は今当然策定されているものと思います。新学期に入りましてバスの運行会社さんとの協議を踏まえ、変更する余地がありました場合には適宜変更することを要望いたします。 続きまして、初めて市内の幼稚園に入園される保護者の方、新たに小学校に入学する保護者の方は、その学校で放射能に対する知識をどのように認識しているのか、不安に思っているものと思われます。新学期を迎えるに当たり、入学時、または4月以降に放射能に対する説明会等を開催し、保護者に対し、放射能に対する不安を一日でも早く払拭させるべきと考えますが、市としてどのような対応をとるのか、ご見解をお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) これから新入園、新入学というふうなことがなされますが、当面新入学、新入園の方々の保護者の説明会を各幼稚園、学校で開催をしたところでございます。その際に、屋外活動の実施状況や放射能除染関係の放射能対策についての取り組みの状況を説明をしております。今後いろいろな学校のカリキュラムの中でもそういった中での学年にもよりますが、放射能に関する教育も取り入れながら24年度の中でご理解いただくような方策をとっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 全保護者を対象に説明会なども開催しなくてもいいとは思うんです。説明会などのほかにチラシとか、アンケートなどを用いまして、個別に対応することもよいことかと思います。ぜひとも放射能に対する不安を払拭させるべく対応をぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、新学期に入りまして、新入園された園児、新入学されました児童は当然徒歩通学される方もいらっしゃると思います。特に学校周辺の危険な交差点を市として把握しているのかお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 各学校においては、いろいろPTAさんのご協力も得ながら、先ほども産業建設部のほうからも答弁ありましたが各学校で通学路の安全マップといいますか、危険な箇所等を把握しながら子どもの通学時の事故防止に役立てているということで、いろんなところで交差点、防犯関係を含めて把握をしているということでございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) そこで例を挙げさせていただきます。 白岩小学校付近の白岩字根岸地内の県道二本松・三春線とドリームライン大山・松沢線の交差点でございます。あの道路は大山・松沢線が拡幅されてバイパスになったことによりまして、現在新しい道路ができたことによりまして、白岩地区、長屋地区より通学する児童もおります。現在横断歩道は整備されておりますけれども、通行量の増加の可能性もございます。いずれは信号機なども必要と思われますけれども、市としての見解をお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(根本久雄君) ご指摘の根岸交差点につきましては、信号機は設置されておりません。この交差点は白岩小学校の通学路となっております。事業着工当初より信号機の設置については要望活動を行ってまいりました。今後につきましても、子どもたちの安全対策を図るため、一日も早い設置に向け関係機関に要望活動を行ってまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(作田博君) 菅野健治君。          〔2番 菅野健治君 登壇〕 ◆2番(菅野健治君) 今、例えということで場所を特定し、挙げさせていただきました。危険な交差点はたくさんあるものと思います。また、横断歩道の話もさせていただきましたけれども、横断歩道が随分前に引いたせいか、時間とともにすごく薄くなっているという箇所も何カ所かございます。市としまして、そういった場所の危険箇所を把握しまして、もし市としてできることであれば早急な対応をお願いしたいと思います。 また、信号機などにつきましても、県や県の公安委員会など、是非とも要望をお願いしたいと思います。 以上で、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(作田博君) 2番、菅野健治君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時56分 △再開 午後1時00分 ○議長(作田博君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(作田博君) 日程に従いまして、一般質問を続行します。 次に、通告4番、議席3番、橋本善壽君の一般質問を許します。 3番、橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 議席ナンバー3番、橋本善壽です。 議長の許可を得ましたので、通告どおり一般質問をいたします。 先般発表されました本宮市震災・原子力災害復興計画第1版の中から計画が目指す復興後のまちの姿として安全と安心を大きな夢につなげる「福島のへそ」のまち本宮と掲げ、総合計画が定める将来像を「水と緑と心が結びあう未来に輝くまち 本宮」につなげていくこととするとうたわれております。震災以来、本宮市や福島県と名前を聞いただけで敬遠されてしまう農林畜産物、そういった現実の中での農林畜産家の皆さんは未来に対して安全と安心、そして大きな夢につなげる希望が持てるかどうか不安でいっぱいであります。この現状の中で全国へそのまち協議会に加盟し風評被害等を払拭する本宮市の農林畜産物を全国にPRしていくという市長のお考え並びに行動はまことにすばらしいことだと思います。 でも、現在へそのまち協議会に加盟されている市町村は全国で8市町村であり、なおかつ大都市などは加盟されていない、こういった現状の中で本宮市の農林畜産物をどうPRしていくか、また、今年度4月より米や牛肉、加工食品など一部を除き魚や野菜など一般食品に対しての放射性セシウムの新基準が正式決定され、ますます消費者の目が厳しくなっていくと思われます。そういった現状を踏まえた上で、さらなる活動等が要求されると思いますが、市としての今後の取り組み等のお考えをお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) それでは、ただいまおただしの件でございますが、いわゆる私どもとしても一番認識しておりますのは、やはり風評被害対策というふうな部分でどういう対応をしていくかということが、今、課せられた部分なのかなというふうに思っております。風評被害につきましては、やはり初動的な体制活動というものが重要性があるのではないかなと。 さらには、やはり消費者の動向をどういうふうにつかんでいくかと、もう一つはやはり正確な情報をどう発信していくかというこういう部分が一番風評被害対策については、重要なことなのかなというふうには、まず被害に対する考え方を述べさせていただきたいと思います。そういった中で市といたしましては、今までも私のほうでご答弁をさせていただいた経過がありますけれども、いわゆるその農産物であればやはり正確な情報の発信という部分において答弁させていただければ、やはり昨年からご存じのとおり簡易測定器ではございますが、そういう測定器を、さらには今2台、3月から増設いたしまして4台というふうなことで行っておりますが、そういった中できちんとした数字を皆さんのほうに発信をしていくということがまず1点かなと。 次の2点目に関しましては、やはり活動といいますか、やはり今までもいろんなところに出向きまして活動させていただきました。トップセールスも行わさせていただきました。やはり活動するということは、その地に出向きまして、やはりお互いに顔を見合った中で安全性を広めていくということが大事なのかなというふうに感じております。へその町協議会等々の協議会にも加入させていただきましたので、今回いろんな面でそういう活動の面もふえてくるのかなというふうに思っておりますので、当然のことながら、今週末に行われる復興の集いにも協議会のほうからもいろいろご協賛いただき、それぞれのPR活動をするということでございますので、一つ一つそういう活動をこなしながら着実に進んでいくということが非常に肝要なことなのかなというふうに認識をしております。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 昨年の10月18日に野田総理が大玉村の仮設住宅を訪問されているところをテレビで見ていました。そのとき地元の米でつくられたおにぎりをおいしいと言いながら食べている総理の映像が映し出されました。野田総理は今後官邸でみずからが食べる米は、福島県産の米を使用するよう指示されたと聞きました。この決断は日本の首長としては、まことにすばらしい決断だと思いました。でも、みずからがと言ってますので、総理官邸のみだとすると大した消費量にならないと思います。そこで、今回放射能や風評被害の犠牲者である市内の農林畜産生産者に対して東京電力並びに国は責任をとる義務があると思います。 また、風評被害等を払拭する意味でも、基準値内の農林畜産物は、国会はもとより官庁関係や東京電力等の食堂において使用していただくよう強く要望していただきたいと思います。市内のといいますと規模が小さくなりますし、また、そういった動きはJAと一緒に同調することになろうかと思われます。そこで、ぜひともJA並びに二本松市、大玉村を含めた安達広域で歩調を合わせ全力で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今のおただしの件につきましては、私もまさにそのとおりだと思いますし、現実にこの危機を乗り越えるということにつきましては、それぞれ基本自治体だけの問題ではないというふうにとらえております。したがいまして、今までもいろんなさまざまな形で要望等々もさせていただきましたけれども、最低限の部分としては2市1村の共同した歩調、そういうものの中で力を大きくしてって要望をやっていくというこのスタンスで今後もやってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 野田総理は福島の復興なくして日本の再生なしとまで明言されております。ぜひとも農林畜産家が安全と安心と大きな夢につなげることができ、そして未来に希望が持てる本宮市を再構築していただきたいと思います。 次に、2の新エネルギー導入に向けた取り組みについて質問いたします。 まず、本題に入る前に1つお伺いいたします。当市において平成22年6月より再生可能エネルギーの取り組みとして、廃食用油、すなわち家庭で使用済みとなった食用油を回収し、環境に優しいバイオディーゼル燃料を精製する取り組みを始め、回収目的のためいろいろな方法で協力を求めていた記憶がありますが、その取り組みの現状と実績、そして今後の目標等ございましたら、お聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長
    生活福祉部長(国分忠一君) 環境に優しいバイオディーゼル燃料の取り組みということでございます。平成22年度、市民の皆様からご協力をいただきまして、1,223リットルの使用済み食用油を回収させていただいております。また、23年度につきましては、まだ終わってはおりませんが、現時点におきまして1,195リットルを回収させていただいております。これらをもとに二本松市にありますあおぞら福祉会菊の里で精製をしたものを現在防災車並びに移動図書車の2台に利用させていただいております。この福祉会菊の里にありますプラントも小さな設備でございますので、大きくいろんな車にというところまで、まだなかなか進んでいないところだと思いますし、さらに、これを大きく進めるためにはプラントもそうですが、回収するシステムもつくっていかなければいけないんだろうというふうには思っております。今、国のほうでも再生可能エネルギーにつきまして、かなり大きな取り組みを模索してるようですございます。それらの中の一つとして、地域に根ざしていければというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 確かにことしの2月1日更新で本宮市公式サイトに載ってました。市民の皆さんから時々聞かれます。以前は防災無線でも広報紙でも回収を呼びかけていたが、震災以降そういうことに関して聞いた記憶がないと、こういったいいことですから、続けていっていただきたいし、回収の呼びかけもしていただきたいと思います。これについては、毎日とは言いませんけども、月1回くらいでも結構ですから、よろしくお願いしたいと思います。 本題に入ります。先ほど、私は農林畜産物のさらなる販売促進をお願いしてまいりました。今度の質問は、先ほどの質問とは相反すると思われますが、風評被害等が根強く本宮市だけではなく福島県の農林畜産物がどうしても他県の方へ受け入れされていただけない、そういった悲しい事態に陥らないとも限りません。そんなときのための発想の転換という形でお尋ねいたします。 12月での一般質問のときも、ある議員の方から原発にかわる新エネルギー関係企業等の誘致を働くべきとの質問がございました。私はその意見には大賛成です。原発にかわるまでとは大きく言いませんが、市長が目標4に掲げています「未来社会の創造につなげる再生可能エネルギーの推進」につなげる意味でも、農用地を利用したバイオ燃料生産研究所や生産工場等の誘致を政府等に働きかけるという考えです。欧米等では既にトウモロコシ等からエタノール生産を実施しております。生産量は毎年拡大しております。バイオエタノールはほとんどの穀物からつくることができ、当市の農業の主力である米、そして稲わらなどでの精製実績もあります。化石燃料の乏しい我が国では、これからますます再生可能エネルギーの開発が急務になってくると思われます。福島のへそに位置し交通の便もよく中央へも短時間でのアクセスが可能であり、そして風評被害で思うように動かなくなった農林畜産物が以前と変わらぬ納期に戻り生産者に笑顔が戻るためにも、そして本宮市のさらなる発展のためにも、ぜひともそういった研究機関や生産工場等を誘致するよう働きかけるべきと考えますが、市長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、橋本議員のバイオマス、バイオエタノール等々の質問でございます。代替エネルギー。バイオマスにつきましては、今、国でも何カ所かで研究をさせていただいております。今回の米の問題につきましても、売れ残った、売れなかった米について、バイオ燃料としてというふうな声も随分上がってきておるということは承知をしております。しかしながら、それを燃料に変えるために、ちょっと今うろ覚えで申しわけありませんが、1カ月当たり多分億単位ぐらいの赤字が出てくる、それをどう生産コストを乗せていくかというふうなことについては、かなり難しい状況だと、今の現時点ではそういう状況だというふうに考えております。そういう中で今後これからの推移を見ながら、ある程度生産体制が十分可能だというふうな状況、それからその仕組みができてきたときには、これは積極的に考えていかなければならないというふうに思っております。今、市はとっそく太陽光発電ということで取り組ませていただいておりますけれども、今後とも小水力等々いろんな状況が出てくると思います。研究を重ねてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 市長がただいま答弁されたとおり、確かに米の場合はコスト高になります。現在、欧米等でもトウモロコシ、これに関しては採算が合いますし、広大な面積がありますので商売的には成り立っていると。現実、米に関しましては、ほとんどトウモロコシからいいますと3分の1くらいしか精製されないと。ましてや、今一番心配されてるのはコスト面であります。でも、こういう現状を踏まえてですけれども、過去に先輩の方々、いろんな企業を誘致してまいりました。昭和6年にグンゼ製糸工場、昭和47年にはアサヒ飲料、現在のアサヒビールですけども、そしてソニー等、数え上げたら切りがありませんが、本宮市はそういった先輩方の努力により多数の企業の皆様方と力を合わせ現在の本宮市を築いてきたと思います。本宮市の発展のみならず福島県の発展のため、特にこれからますます厳しくなる農林畜産物、その農林畜産物の生産者の皆様方が何の心配もなく思いっきり自分の仕事をしたいと思ってるはずです。ぜひとも福島のへそのまちという地の利を生かし、なおかつ再生可能エネルギーの推進のためにも努力していただきたいと思います。 次に、(2)の除染計画についてお伺いいたします。 12月での一般質問において除染後の放射能汚泥の仮置き場の進捗状況等についての質問が多数の議員の方々からありました。そのときの回答は現在進めているところですとの回答だったと記憶しております。あれから3カ月が過ぎた現在、午前中の菅野議員の質問では、除染については、166行政区のうち57行政区で完了していると。でも、その仮置き場についての進捗状況はどうなってるかお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) お尋ねの仮置き場でございますが、線量低減化活動支援事業におきましては、町内会単位で一時保管いただいておりますところが18カ所ございます。うち市有地が4、県有地が1、民有地が13となっております。2月に地区懇談会を実施させていただきました。その中におきましても、除染を進めるに当たって一番重要なのは仮置き場であると。これにつきまして行政のほうでも努力してまいりましたが、なかなか行政からお願い申し上げて、ご理解をいただけない状況にあると。市の土地につきましては、地域に何ぼでも提供いたしますので、地域の皆さん、ここの場というところを決めていただければ市が責任を持って保管させていただきますという形で改めてまたお願いをしてまいったところであります。除染を進める気持ちにつきましては、行政も市民の皆様も同じかと思います。なるべく多くの皆様にご理解をいただきながら仮置きを決めて、スピーディーな除染に努めていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 進捗のほうをよろしくお願いいたします。 市長は、市民の皆様のご意見やご提案をいただくため各地区において地域懇談会を開催されておられます。市民の目線でお話しされ、市民の皆様に対して少しでも放射能に対する不安を市長みずから解消しようとするその姿に市民の皆様は本当に深く感銘されておられます。当仁井田地区におかれましても、2月18日に来ていただき地域懇談会が行われました。その中での質問や要望は、ほぼ放射能と除染等に関する内容でした。その回答の中で市長は放射線量の高い和田地区で2件のモデル除染を実施するとおっしゃいました。この発言を聞いて、それはすばらしいことだし早く実施してほしい、そしてその除染方法や除染前後の放射線量の値も知りたい等の問い合わせが地元の方より私のほうに数件ございました。そこで、そのモデル除染ですけれども、先ほど9日から実施すると答弁されましたが、その内容等は公表されるのか、また、効果が確認されたのであれば、ほかの地区での水平展開は計画されていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) モデル除染につきましては、9日から入る予定で現在準備が進められております。 また、何が効果的かいろんな除染の方法があろうかと思いますので、それにつきましても、それぞれやってみて、やった前とやった後でどれだけ効果があるか、それらもすべて検証してみたいと思いますし、その結果につきましても、市民の皆様方に公表してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) もう1点あったんです。それが効果があった場合に水平展開は、計画されているかということをお願いいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 大変失礼しました。モデル除染はやってみるではなくて、次に地区ごとの除染計画に結びつけるためのモデル除染でございます。その効果を地区ごとの除染計画、個別の家庭の除染方法に結びつけていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 要望にもなるんですけども、できたらば除染計画というかモデルに関しましては、大字地区単位とか何かという形でも、水平展開していただきたいと思っております。 次に、移らさせていただきます。 ②の耕作地以外での除染方法と今後の取り組みについてお尋ねいたします。 1月30日に行われた第1回議会臨時会で水田等の耕作地において除染を実施します、100ベクレル以上500ベクレル未満の耕作地はゼオライトを散布し、機械により天地返しを実施し、その後表土にはケイ酸カリを散布する。100ベクレル未満の耕作地は、ケイ酸カリの散布とするといった内容だと記憶しております。そうして、その予算は環境省からの補助事業予算であり、目的は空間線量の低減と聞きましたが、間違いありませんか。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 1月30日に議会のほうに提案をさせていただきました内容につきましては、今、お話ありましたとおりに水田、果樹園、さらには農業系汚染廃棄物処理ということにつきまして、お認めを賜ったところでございます。今、おただしの予算の関係でございますが、これも事業によりまして、いろいろ入ってくる箇所があるようでございまして、まず除染対策費交付金という形で国から県のほうの基金にまいりまして来る方法、あとは、それぞれの東日本震災の農業生産対策交付金、いろんな事業によりましてお金が入ってくるところが違うということで、環境省からということにつきましては、私も答弁の中で今回は除染ではありますけれども、空間線量の低減化であるという答弁をさせていただきましたので、それにつきましては、補助金の入り方の省庁については、なかなかここでご答弁することはできませんけれども、国としてもそういうものが1本になってくるのかなというふうな理解をしております。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) すみません。若干のニュアンスの違いがあったかと思います。まず1つゼオライト、それから反転耕、ケイ酸カリ、このセットについては補助対象になるということで、100ベクレルからと言いましたけれども、検討の結果、万全を期して60ベクレル以上のところをそのセットとしてやるというふうなことで、そういう形でやらさせていただいております。 それから、空間線量の低減化ではないと理解しております。これは、稲にセシウムが吸収されにくくなるための作業というふうなことでご理解をいただければと思います。ですから、この作業をしたからといって決して空間線量が下がるというふうに限ったことではないと。できるだけゼオライトにセシウムを吸収させ、そしてケイ酸カリによってまたセシウムが吸収され、稲に直接セシウムを吸収されにくくする作業だというふうに、一般的に空間線量の低減化という言葉も使われておるかもしれませんが、作業自体は除染ではないと、そういう作業だというふうに理解をいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 60ベクレルまで下がったということは、これは大変喜ばしいことだと思います。空間線量でなく農作物の放射能の値を減らすという趣旨であるとなれば若干理解できるところもあるんですけども、やはり一番問題なのは空間線量を下げないとどうしても農作物に影響されると思うんであります。そうした場合ですけども、農用地において現在耕作地より休耕地のほうが放射線量は高い値を示しております。水田においては23年度の減反が3割と義務づけされていましたので、転用されてない水田すなわち自己保全管理水田は手つかずのまま放置され、荒れ果てている状態になってるところも少なくないと思います。 また、畑地等においても、畑ですけども、23年度は放射能の影響で野菜をつくってもどうせ食べられないだろうと耕作してないところは多数あると聞いています。そして、空間線量低減には一番効果があると言われてる山林等であります。放射能の線量はそういった山林を初め手つかずの農地のほうがはるかに高い値を示してると思います。でも、山林や休耕田、そして畑地等に対しての除染の予算は現在計上されていないと聞きました。もし環境省が目指すところというか国が目指すところ、市の目指すところ、いろいろ違うところがありますけども、空間線量を減らすということになれば、今後どういった計画のもとに山林や休耕田、そして畑地等の除染に対して予算を国へ要求していくか、また、どういった形で除染を進めていく考えかお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今、おただしのとおりに畑につきましては、今回予算のほうは計上されていなかったというふうな状況にございます。畑につきましても、基本的には国の指針のほうの中では田んぼと畑ということにつきまして、方法につきましては、やはり表土の反転であったりゼオライトという方法論が、示されている内容でございます。畑の場合ですと、どうしても圃場と違いまして、面積、1つの区割が小さい部分もございまして、いわゆる国なり県のほうで言っている反転耕等となりますとそれ相当の機械が入れる状況のところじゃないといけないのかなというふうなこともございまして、我々としても一応畑の除染はやらなくてはいけないと、今、ご質問のあった部分についてもやらなければいけないというふうな認識はしておるところですけれども、具体的な方法論というものをきちんと我々が構築した中で、やはりやっていくべきだろうというふうに考えております。 あと、山林につきましては、宅地周りから20メートルとかいろいろ示されてはおりますけれども、国・県、さらにその前に市の除染計画の中にも当然山林の除染の対応ということではお示ししてるんですが、なかなか具体的なものについてはお示しがされていないと。これにつきましては、私どものほうも毎回申し上げるんですが、国・県ばかり頼りにするわけではないんですが、やはりきちっとした山林への対応、そういうものを我々も国・県に常に求めておるわけでございますけれども、やはり時間のかからないスピーディーな中でのスキームを発表していただきたい、出していただきたいというふうなお話をさせていただいておるところでございますので、市としての考え方ということのおただしではございましたが、そういうものを踏まえた中で、出た中できちっと対応してまいりたいということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 確かに予算関係になりますと国とか県とかいろいろとかかわるところが出てきますので、大変だと思いますけども、一刻も早い除染活動を山林も含め休耕田や畑においてもお願いいたします。 次の質問に移ります。 (3)番、放射線による健康不安対策の推進についてお尋ねいたします。 市内のある地区にお住まいの方からの質問だったのですが、その方の住んでいる地区は本宮市でも放射線量が高く、小さい子供を抱え心配でしようがないと、市外に避難させたいがそれもできない、あるとき市営住宅の応募があったので少しでも年間被ばく量を下げるためにも市営住宅に引っ越したいと、抽せんということなので抽せんしたら見事に外れてしまったと、放射能から少しでも子どもを守ろうと市外や県外に避難する家族も多い中、あえて本宮市にとどまり頑張ろうとする家族に市では何の救いの手も差し伸べないのか、そういった悲痛な内容の質問でした。必死に救いを求めている市民に対して、今後市はどういった対応をとっていくのか、考えをお聞かせ願います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 住宅の件ということではありますが、それに限らずというふうな答えになろうかとは思います。 当然、市営住宅というお話もございましたが、たまたま外れてしまいました。その方につきましては、市のほうで雇用促進住宅の空きにつきましてもご紹介申し上げました。ただ、地元を離れたくないという強い気持ちがございまして、自宅に住むほうをお選びいただいたような状況でございます。当然、和田、長屋地区につきましては、ほかと比べますと比較的高い線量でございますので、自分のお子様等の心配をなさってる方が多々おられると思います。その方々が高いから、じゃ市内のどこかに避難させてくれということになりますと、それに対応するだけの今施設、設備は残念ながらございません。 また、市外に避難するのに費用の工面をいただきたいと言われましても、現状におきましては、自主避難につきまして国の紛争委員会のほうで出ている答えからいきますと、決して出せる状況にはございませんので、なかなか意に添えない。そうなりますと日々抱えている不安にどういうふうに対峙し、どういうふうに相談乗ってあげて、どういうところを紹介しながら一緒に闘っていこう、そういう方向の中で心のケアという面で対応させていただいてるのが現状でございます。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 市民の皆さんですけども、市民の皆さんは平等に、そして安心して住める環境が一番必要だと思っています。そういう環境になるように一日でも早い努力をお願いいたします。 次に、現在えぽかにおいて行われてるホールボディカウンターでの被ばく量の測定並びに白岩診療所で行われている甲状腺検査の進捗状況とデータにおいて、明らかに異常と思われるお子さんはいなかったかお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) まず、えぽかで行っておりますホールボディカウンターでございますが、2月の末日現在で検査人数が2,739名となっております。うち本宮市民が2,204人、協定を結んでおります大玉村民が535人であります。内訳は4歳以上の未就学児並びにその保護者、また4歳未満の保護者、高校3年生、高校3年生と申しますのは卒業して市を離れる方がかなりおられますので、高校3年生を入れております。さらには妊婦、そして2月の末日から白沢地区の小学生を始めております。その合計で2,739名となっております。その結果でございますが、預託実効線量で子どもの場合70歳になったときに1ミリシーベルトを超えるか超えないかというのが基準になりますけども、これを超えた方は1人もおられません。 また、白岩診療所で行っております甲状腺検査でございますが、2月24日現在で168名、これは4歳未満のお子様でありますけども、の検査をしております。これら全員につきまして異常のある方、しこりは1人もおられませんでした。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 今、数字をいろいろと聞かせていただきました。今後、ホールボディカウンターでの測定や甲状腺検査は何年に一度といったスパンで定期検査を実施していくといったような記憶があります。ホールボディカウンターでの測定はともかく甲状腺検査の現状を聞きますと、11月25日より白岩診療所で週1回実際し3カ月過ぎた現在でも168名という実績だそうです。こうした場合、県は2年半かけて県内全域を実施する、県が来るまでのつなぎとして市は少しでも検査を進めていき、今後医師懇話会へも協力を求めていくという考えをお示しされましたが、現状の進捗状況等を踏まえた場合、対象者とされる方々がいつごろまでに全員終了され、そして今後何年のスパンで再検査を実施していくか、お伺いいたします。これは、ホールボディカウンターとあわせてお願いいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) まず甲状腺検査、エコー検査、さらにホールボディカウンターの検査、これにつきましては、県のほうの県民健康管理調査の中で実施することとなっておりますし、現在もう既に実施が始まっております。ただ、本宮市民にそれが回ってくるのは、2年半の間の後ろのほうだろうという予測もありましたし、それでは待っていられないということで、市がホールボディカウンターを導入しまして、市民の内部被ばく検査を始めたものでありますし、甲状腺の超音波検査につきましても、同様な理由で始めたところであります。当然、ここ1年から1年半くらいの間に本宮市民に対しましても県の調査が参るというふに考えられますので、そこまでの間をいかにつないでいくかというのが一番重要になるんではないかと思います。ただ、ホールボディカウンター、次の2回目、当然県内を全部周りながら県の調査が入ります。そうしますと、その間、不安であるという方は必ず出てまいると思います。ですから恒常的に検査ができる体制をとりながら、間を埋めるような形で検査をしていきたいと考えております。 超音波検査につきましてはどうしても時間がかかる、さらには診療所でありますので、通常診療を行いながら検査をさせていただきますので、どうしても人数が稼げないというところはございますが、現状、特に白沢地区、先ほども申し上げました比較的線量が高いと言われてる地域のお子様を優先的に実施した結果、まず結節が見られる子どもさんはおられないという実態を市民の皆様方にもおわかりいただければ多少遅くなって不安はあろうかと思いますけども、県の検査につながるのではないかというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 私が聞きたかったのは、ホールボディカウンターならば何年に一度に皆さんやってもらえますよと。あとは甲状腺ならば何年に一度と、要は放射能は今ないわけじゃないと、これからもまだまだ低減していくには時間がかかると思います。そうしたときに今回NDだったから、来年はどうだという保障は何にもないと思います。そういった場合に保護者の方々はそういうことに関して大分過敏になっておりますので、一応何年に1回の割合で測定して、そのデータは市のほうで保存していくといった考えは今のところあるかどうか、もう一度お尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 県のほうの県民健康調査、これにつきましては、年齢を区切りまして、それまでは例えば5年に1回とか、その後はもうちょっと長いスパンの間に1回とかという検査が予定されてるようです。その間の期間につきまして、市のほうのホールボディカウンターを入れていきたいと考えております。 当然、あと超音波検査もということにはなろうかと思いますけども、どうしてもやれる医療機関も少ないという状況を考えますと、では全市民に県の検査の間にすべてできるかと、これは物理的に不可能だと思います。ですので、それときどきの線量の高い地域を優先的な形にしながら、これについても間を埋める形でつないでいきたいと考えます。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 小さな子どもをお持ちの親御さんたちは、定期検査のスパンは短ければ短いほど安心という大きな心の安らぎが得られますので、今後の対策をよろしくお願いいたします。 次に、ホールボディカウンターについてお尋ねいたします。 当初、ホールボディカウンターの検出限界値は200ベクレルで実施すると説明を受けた記憶がございます。でも、ある父兄の方から尋ねられました。検出限界値を300ベクレルに変更したらしいけど、200ベクレルだとみんな数字が出てしまい安心させるために300ベクレルにしたのですかと、もし300ベクレルに変更したことが事実であるならば、当初検出限界値を200ベクレルでスタートした根拠があると思います。 また、300ベクレルに変更した理由もあると思います。その辺をちょっとお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) ホールボディカウンターの検出限界値でありますが、当初、12月に200ベクレルで始めさせていただきました。これは、機械を入れた機械の性能が200ベクレルであるということで200ベクレル設定させていただきました。ただし、その後、検査をしながらも実際にホールボディカウンターを扱っている医大の先生方、さらには独立行政法人の放射線医学総合研究所緊急被ばく医療研究センターの外部被ばく評価室等々の先生方から、この地においてこの機械を扱うことに対して、どこの数字が正しいのかと。例えば食品の簡易放射線検査をやっております。あれもバックグラウンド、要はそこの場の周りの放射線の影響をどれだけ受けるかというものが必ずありますので、例えば10ベクレルだったと思いますが、それ以下でしたらば外部の影響を受けてしまうので正しい数字が出なくなると。それで検出限界値を定めてると思います。同じようにえぽかのあの場所においてホールボディカウンター検査をする場合、200ベクレルは機械の検出限界値でありますが、正確な数字を出すためには300ベクレルとすべきであると、こういうご指導をいただいた中で300ベクレルという設定をさせていただきました。 また、県のほうで行っておりますホールボディカウンターの検査等々につきましても、検出限界値を300ベクレルと設定させていただいてるような状況にございます。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 再度お尋ねいたしますけども、最初に200ベクレルに設定したのは、機械仕様が200ベクレルだったからという多分答弁だったと思います。それで、300ベクレルにしたのはいろんな空気とか何かあるところからもいろいろ拾ってしまうし、また、先生方のアドバイスにより300ベクレルに変更したということですね。そうした場合、最初に設置するときに先生方の意見は入れなかったのかなということがまず1点です。 続けていきますけども、では測定限界値を変更した理由ですね。それについて、これから診察しようとされている保護者の皆さんに対して説明はされたのかお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 当初、200ベクレルで始めさせていただきました。これは、機械の性能ということもありますし、こういう機械が低線量の中で常時使われるということが今まで日本でございませんでした。そのために機械の製造元におきましても、検出限界の200ベクレルでいけるだろうというお話をいただいてたところであります。ただし、市におきましては、本宮市で確かに独自でやりますが県の健康調査もあります。その中でホールボディカウンターの検査もします。そうしますと将来的に基準が合わなければ使いものにならない数字だと、そう言われるおそれもありましたので、県のほうにまず基準を示していただきたい、残念ながら始まった12月ごろには基準がございませんでした、ですので、当面200ベクレル、検出限界として示された200ベクレルで始めさせていただきながら、それぞれの知見をお持ちのいろんな先生方をつてでお呼びしまして、あの地で使うには、検出限界値が幾らが正解なのかとご指導いただきながら、最終的に300ベクレルとさせていただいております。 また、ホールボディカウンターの検査が始まる前にご父兄の方にどういう検査であるかの説明はさせていただいております、すべて毎日ですが。終わりましてから、各個人、特に父兄の方が一緒においでになりますので結果を踏まえて改めて説明、さらには不安があればご相談に応じる体制で個々人に臨んでおります。決して数字が出なくするためにということではございませんし、その辺のご理解はお願いしたいと思います。 以上であります。 ○議長(作田博君) 橋本善壽君。          〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 検出限界値の変更ですけども、これからホールボディカウンターでの被ばく量を測定するお子さんをお持ちの保護者の皆さんは、数字が上がったとなれば何か悪い理由があり、そのために変更したとしか考えません。測定前に検出限界値、測定後に検出限界値の変更理由を保護者の皆さんに説明しているという話ですけども、理解を得たとしても他人様に伝わるときには数字のみが伝わり、理由については憶測が入りだんだん悪い風評だけが広がっていくと思います、ぜひともどんな方法でも結構ですので、市民の皆様に、特にこれから測定をお待ちの保護者の方へわかりやすい説明をお願いしたいと思います。 これで、一般質問を終わります。 ○議長(作田博君) 3番、橋本善壽君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時といたします。 △休憩 午後1時48分 △再開 午後2時00分 ○議長(作田博君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △後藤省一君 ○議長(作田博君) 日程に従いまして、一般質問を続行します。 次に、通告5番、議席6番、後藤省一君の一般質問を許します。 6番、後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 議席6番、後藤省一でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして質問いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 2011年3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が東日本を、そして福島第一原発を襲いました。間もなく1年になります。原子炉の冷却ができずに今もって私たちは色もにおいもない放射能汚染と向き合い闘いながら日々暮らしているところでございます。そして、今後回復するまでに30年、50年とも言われております。このような中、本市においても市民も行政もきずなという力をバネにしながら皆頑張って生きているところでございます。 そこで、通告質問の1、原発事故による農商工業者の支援と進捗状況についてお聞きしたいと思います。 今、国・県等も本年度の米の作付発表が大変大きな問題で話題になっておりますが、本宮市においては全圃場作付の発表がなされました。そこで震災放射能事故後の今までの農家への支援についてお聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) それでは、おただしの農家の方々への市からの支援ということでございますが、これにつきましては、本市のほうでさまざまな分野に支援策ということでさせていただいてるところでございますが、まず1点目といたしましては、福島県の農家の経営安定資金という部分でございますが、これにつきましても、そこに発生いたします利息さらには信用保証料、そういうものの負担を軽減するために市で支援を申し上げていると。 あと、市単独におきましては農業経営改善資金ということで、そちらのほうに農家の方々にお借りするような形でお話を申し上げているという状況でございます。これまでの状況でございますけれども、県のほうの経営安定資金の貸し付けということにつきましては、4件の貸し付けがされておるところでございます。その内容につきましては、300万円の貸し付けが1件と、あと150万円の貸し付けが2件と、70万円の貸し付けが1件というふうな内容になっておるところでございます。 あと、2点目の本市のほうの経営改善資金については、まだ残念ながらちょっと実績がないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ただいま部長答弁の中で4件の貸し付けがあったと、本市のほうには特にということでございましたが、特に農業生産物の出荷停止、出荷自粛の最新の現状をまたお聞きしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 損害賠償請求ということでよろしいかと思うんですが、これにつきましては、JAさんを経由いたしまして手続を進めておるところでございます。これについてはご承知かと思いますが。大変失礼いたしました。出荷停止と出荷自粛という状況でございますが、今、出荷停止がかかってるおりますのは原木シイタケという部分でございます。あと、タケノコが公式にはありますが、もう季節的には出ておりませんので、品目で言うとその2点になるかと思います。失礼いたしました。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ただいまのこれらの現状から立てかえ払い等の状況をお聞きしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 立てかえ払いといいますか、今、請求をして支払われてる額というご理解でよろしいでしょうか。それにつきましては、2月20日現在でございますが、園芸、いわゆる蔬菜、果樹等々でございますが、請求金額が1億8,492万8,000円、これが請求額でございますが、今、仮払いとして支払われておりますのは5,152万9,000円、率にして残念ながら28%弱という状況でございます。畜産関係につきましては1,832万8,000円が請求されております。支払われておりますのが785万1,000円ということで、率にいたしますと42.8%ほど。これは確認をさせていただきまして、2月20日現在ということの金額でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 1億8,000何がしということでお聞きしました。また、28%ということでお聞きしました。 本年度の水稲作付発表の考えと農家に対しての協力、指導に対して、市の進め方はどのように考えているのか、お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 24年産米の作付の方針ということだと思いますが、これにつきましては、市のほうとしては早々に24年産については、作付をするというふうなことで市民の方にもお知らせをした経過がございます。その後におきまして、国のほうでの方針という形で2月の末に国のほうからも方針が示されたところでございますが、その内容につきましては、新聞等々でご存じだと思いますが、当然500ベクレルを超している箇所については制限区域と。あと実際100ベクレルから500ベクレルの間にある部分と、あとその区分ですか、そういう区分があるわけでございますけれども、本市としては作付をするという方針の中で国が示された方針、それがありますので、本市は後段のほうの100ベクレルから500ベクレルの数字が検出された地域であるというふうなことの中で国のほうで示しましたのは、基本的には100ベクレルから500ベクレルの作付制限をしたいという方針でございますけれども、その中でいわゆるきちんとした耕作管理、営農管理、そういうものを市町村の管理においてきちんとするということであれば、その100ベクレルから500ベクレルの中で作付制限がされている中でも作付は大丈夫ですよという方針が示されたところでございますので、市といたしましては、当然作付をするという考え方でおりますので、今、お話し申し上げましたそういう圃場の台帳を作成して、きちんとした管理をしながら作付をしていっていただきたいというふうな方針でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 部長、その辺しっかり管理をしていただきまして、お願いしたいというふうに思います。 また、農業関係に関する風評被害対策の現状ということで、当局のほうに入っていればお聞かせ願いたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 風評被害の対策、現状と、これはさきの議員のおただしにも答弁をさせていただいたところでございますが、やはりきちっとした我々から打って出る対応、そういうものを一つ一つやはり積み重ねて消費者である方々にその辺の安全性なりも含めて訴えかけをしていくということが、今、私どものほうで一番対応が可能な部分なのかなというふうなことで、私どものほうは今までもそうしてまいりましたし、今後もそういうスタンスでいきたいと。ただ、いろいろ活動してる中でもっと効果的なものがあるだろうということであれば、それは当然対応でき得るものについては、対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 部長のほうもいろいろと対策を講じてまいりたいということでございますが、1つ私も前回もお話しさせてもらったんですが、給食センター等々でやはり米の安全性、放射能測定器等ではかってると、そういうものをしっかり市民、特にPTAの皆さんに見せるとか、そういうものもやっていただければありがたいななんて今思いましたね。 次なんですが、現在、大変難しい問題かと思うんですが、風評被害の賠償金ということで、これが事が事だけに大変難しいと思いますけども、どのように考え進めているのかをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今、風評被害の賠償金というおただしでございますが、大変、本当に難しい状況でございまして、いわゆる実態として、こういう被害があったという部分がなかなか目に見えにくい部分がございます。したがいまして、どういうふうな対応というおただしもございますが、これにつきましては、今、私もここでご答弁をするのに、こういう状況で、こういうことを行っていますということについては、なかなかちょっとご答弁をいたしかねる部分がございます。大変申しわけありませんが、これからまたそういう状況も探っていかなければいけないのかなというふうには思っておりますが、そういうことでご理解を賜りたいと思います。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 確かに、部長、大変ですよね、事が事だから、本当になかなか答弁が難しいというのもわからないではないですが、ぜひ皆さんで賠償というのを考えながら進んでいってもらいたいと思っております。 これから、当然ながら我々の食に関する、生きていく必要不可欠の産業なので、県・国に特に強く強く要望していっていただきたいというふうに思いますが、高松市長の考えをお聞きかせいただきたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、後藤議員の質問にお答え申し上げます。 風評被害と申しましても、この地域は実害と風評との混在というふうなところで非常にデリケートで難しい問題があろうかというふうに思います。そういう中で風評被害につきましては、きちっと安全で食べられますよというふうなそれの安全値というのが、個々によって違うというふうなこと。国の値を市民の皆様方すべてが信用していただいておるわけではないという、そういう中で大変難しいことはありますけれども、検査機器等も大分充実をしてまいりましたし、給食センター等々におきましても、毎食検査をさせていただいてPTAの皆様方にごらんいただいたり、これからの目標としては各学校にも配置をしたり、それから検査、この議会中にも議案として提出させていただいておりますが、除染それから放射能の測定のセンターを設けながら、市民の皆様方により、みずからはかっていただき、みずからの目で見ていただくという機会をふやしていくというふうなことでの作業を続けてまいりたいと思いますし、また、先ほどもお話がありましたように安全なものをどうトップセールスを通じながら、それから地場産品の販売にどうつなげていって、本宮をアピールしていくかというふうなこと、やらなければならないことはたくさんあろうかというふうに思います。 ただ、こういう状況の中でなかなか難しいというふうなこともあろうかと思いますけれども、これに私は特効薬はないと思っております。地道に一つずつ計測をしていただきながら、それを見ていただき、まず安心だという気持ちを持っていただかなければ一歩も前には進んでいかないのかなというふうに考えておりますので、できる限りの行動をとらせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 本当に市長より地道にやっていくと、特効薬はないということなんですが、ぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。 それでは、次の質問に移りますが、大震災・放射能事故後、本宮市の商工業関係者も大変厳しい環境の中で生きているわけでございます。その中で商工業者支援としての融資等の支援状況をお聞きかせ願いたいと思っております。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) それでは、おただしの商工業者の方々の支援の現状ということでございますが、今回の震災によりましてやはり皆様のほうの工場、さらには店舗等々の修繕等が必要になってきたという設備資金等々へのための部分と、さらにはこの低迷によります運転資金等々というふうな形でのスタンスでご支援をさせていただいたところでございます。 1点といたしましては、福島復興特別資金ということで昨年の6月からこの資金のほうが立ち上がりまして、県のほうとしては借りた方に対する利子補給が3年というふうなことがこの支援策でございました。ここに市といたしましても、どういうふうな形でということで、保証料のほうを3カ年という部分でご支援をさせていただいてるところでございます。これにつきましては、限度額が8,000万円というかなりの額でございますので、保証料の限度額については20万円ということでさせていただいたところでございます。 さらには、従来の商工会さんのほうを経由いたしまして、お借りしている経営改善資金、セーフティーネット系でございますが、これらの部分に利子補給の部分を追加をさせていただいたという状況でございます。現在の状況でございますが、福島復興特別資金につきましては、2月末現在ではございますけれども、158件ほどが借りられているということで、融資額にしますと相当の金額でございまして、29億2,000万円ほどやはり皆さん申し込みがされたという状況でございます。 あと、後段に話しました経営改善特別資金でございますが、これも同じでございますが、この中身につきましては、東日本大震災が発災いたしましてから、この部分の枠もございまして、東日本大震災の復興特別資金として27件、1億8,310万円、利子補給分といたしまして197万円、あと経営改善の従来のあったものに対しましては、融資件数が9件、3,120万円、利子のほうが36万円ということで2月末ではございますが、今、市として行っている支援の内容としては以上でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 今ほど現在の状況ということでお聞きしましたけども、今後、さらに商工関係の方々、商工業者の皆さんに支援対策の充実、強化という考え、当局のほうでどのように進めているのか、もう一度お聞きかせいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今後の市の対応といたしましては、直接的に制度をつくるということはできませんので、さまざまなやはり今3つほど私申し上げた今の制度がございますが、これから支援としてどういう形で制度が出てくるか、そういった場合にはやはり付加して市としてもそこにご支援を申し上げるような形に、そういう形がいいのかなというふうに考えておりますので、具体的に今このこういう支援という形ではなかなかお示しできないところですが、考え方としては少しでも市におられる方のご支援になればという考え方を持っておるところでございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) もう一つ支援対策の中には、市内の商工業者の雇用増を図る計画が当然あってもいいのかなと思っておりますが、行政としてはそういう計画というか、考え方としてちょっとお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今のご質問ですと、雇用対策がいわゆるそれぞれの企業に対しての部分と、あと今昨年本市のほうからも、これもある意味では雇用支援ということで市のほうも含めて緊急雇用という形でさまざまに雇用策を図っておるところでございます。 あと、昨年企業に関しましても、2社ほど市のほうに申し出がございまして、やはり今回仮設に避難してる方も含めた中で雇用の支援をしたいという申し出もございまして、その対応もさせていただいているという現状でございますので、企業の方もいろんな意味で支援という形で考えていただいてるという状況でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 風評被害等の早期払拭の取り組みと支援強化でございますが、ちょっと先ほどの質問とダブっておるかとは思いますが、この項目では特に風評被害等の払拭という考えの中でお聞きをしたいと思います。
    ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 風評被害に対する対策と払拭というのは、なかなか難しい部分はあるんですが、私どもの考え方としましては、払拭をするために当然対策を練っていくという形で考えておりますので、先ほど答弁ありましたとおりなかなか特効薬はないところですが、きちんとした消費者に向き合った地道な活動をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) よろしくお願いいたします。 続きまして、次の質問に移らせていただきます。 次の質問、除染作業業務、特に民間住宅除染工事についてでございますが、この大変な厳しい仕事となると思われるこの件については、各市町村の中で進め方がそれぞれ違う報道がなされております。私は当然当市としても大手ゼネコンではなく、震災後大変お世話になった復旧等でお世話になった地元の事業者にお願いをしていただきたいというふうに思っております。 また、今度の3月9日に市内民間住宅モデル除染工事見学会が行われる予定でございますが、この除染作業業務についての考えをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 宅地等の除染をやっていただきます除染の業者につきましてでございます。相双地区、浜通りのほうでは、それこそプラントを持ち込んで国が除染をやるというようなことですので、ゼネコン初めいろんな大手が入ってるのかもしれません。市に関しましては、市内業者の皆様方のお力をおかりしながら除染を進めたいと考えております。議員さん既にご存じかと思いますが、本宮市商工会の建設部会が中心となりまして、除染団体立ち上げの準備を今進めております。そちらができましたらば、その団体とタッグを組んで市内の除染を進めたいと考えております。 それと、除染の業務と申しますと何をするかということでしょうか。 以上であります。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 商工会の建設業部会と多分南達建設業組合さんと市とタッグを組むようになるとは思うんですが、その除染作業工事のざっくばらんに申しまして、多分長期になると思いますが、国から本市に入る総額はおおむね幾らなのか。 それと、わかればですが、あと窓口としてタッグを組むと言ったんですが、考え方についてもう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 除染を進めるに当たりまして、国からどの程度のというお話だったかと思います。国・県のほうでは標準的な住宅、さらには面積を出しまして、それで大体これくらいというような言い方をしておりますが、例えばになります、今、モデル除染をこれからやりますので、実際にかかる費用というのは、それを見ながらということになりますが、養生とか、足場パイプとか、そういうものを含めて除染をやったと。1軒例えば150万円かかったと仮定しますと124億円くらいになります。ただし、これもすべてがこちらから、これだけかかりましたからくださいって言っていただけるという今仕組みではございません。あくまでも標準的に決めた除染方法によってやった分ということになりますし、それを超える分につきましては、個々に国・県のほうと調整をさせていただくようになります。ただ、実質かかったものに関しては、損害賠償の請求という手もございますし、全額を要求していきたいと考えております。 また、先ほど除染団体ということでございましたが商工会の建設業部会等、さらには議員のほうからも南達建設業というお話がございましたが、最終的にはできました団体に参加する意向のある業者さんの集合体であると、そういうふうに理解しております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) その団体の集合体の方々に一応お世話になるという考えでよろしいとは思うんですが、そういう団体の方々に除染の講習会等も、もちろん安全対策、講習会すべてお願いをするという考えでよろしいでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 講習会につきましては既に県等でもやっております。ただ、県下全域になりますので、とても手が回らないという状況にあるということを踏まえまして、市町村が県同様の講習会を実施した場合、県の講習会を受けて得る除染の作業員の資格を与えますというお話をいただいておりますので、除染の団体ができましたらば共催という形になりますと思いますが、一緒に除染の技術を持った方も育てていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) これらの仕事は大変長期にわたるとは思うんですが、おおむねの目安というか、スケジュール等を、ちょっとおおむねなのでざっくりお聞きしたいと思うんですが、その辺ちょっとよろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) モデル除染を試させていただきます。その中のことも検証しなくてはいけませんが、本市除染計画におきまして、当面5年の計画を立てております。重点期間2年の計画期間5年とさせていただいております。この中でできるように努力していきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 部長答弁で5年のうちにということになりますが、当然先ほど前議員にもありましたが、この除染工事、除染作業を進めるに当たっては、前議員もおっしゃったように仮置き場ということが一番大事なんだろうと思います。私としてもいろいろな場所を決めていただき、市民の暮らしの安心・安全のために今後の動きをしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) おっしゃるとおり、仮置き場が大切な要因になろうかと思います。各宅地等の除染を進めるに当たりまして、ご自分の宅地等の中に一時仮置きができるところにつきましては、お願いせざるを得ないと考えております。 また地域等、さらにはもうちょっと大きな単位での仮置き場になりますと、市でも市の土地の提供はやぶさかではございません。地域の方々の納得がいただける場所であれば市が責任を持って管理してまいりますので、お力添えをいただきながらそれぞれの地域の中で仮置き場が決まればというふうにはご期待申し上げております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 本当に仮置き場なくして除染の仕事はできませんので、本当に皆さんと進めて頑張っていきたいなと思っております。 次の質問に移ります。 震災後の観光産業、観光資源等の活用でございますが、きのうの新聞で観光復興へ誘客の芽吹くとありました。これは岳温泉の例でございますが、復興支援で15日までに1,500人の方がおいでになると。これらを考えますと本市でも何かやって考えたほうがいいのではないかというふうに思いますので、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今、おただしにありました私も新聞のほうを見させていただきまして、岳温泉という温泉施設があったということで、観光につきましては、この方々は南会津のほうを観光された後に岳のほうに宿泊されたということで、ある意味では少しずつ戻ってきているんではないかというふうな感は受けるところでございます。市といたしましても、観光資源、どういうふうな活用をするかということについては、いろいろ正直言って悩んでいる部分もあるんですが、とにかく何かを取り組んでやらなければいけないという部分で考えておりますので、そういうことでやっていきたいなというふうに考えております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ぜひ何かをやっていただきたいと。本宮市は本当にちょっと観光が少ないといいますけども、岩角山、高松山、桜で言えば日輪寺のしだれ桜と、間もなく咲くようですけど、そういうことで桜コースとか、いろいろつくって考えていただきたいなと思っております。 もう一つ、あと農業体験等で日大生、本日ちょっと傍聴にいらっしゃったようですが、相模女子大生の例えば来る回数を多くしてもらったり、その学生に帰っていただいてからPRをしてもらったりと。 あと民間資源の中から観光産業をつくるという方法も一つの方法ではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今、おただしのあった内容につきましては、きょうも現在も来ておりますけれども、今回も延べにすると100名弱になりますが、いろんな形で交流をさせていただいて、当然来ただけではなくて、こちらも出向きながらやはり交流をして、先ほどの風評被害ではないですけれども、物販の販売もやらさせていただきながらということで、リピーターの方も結構おいでになっておりますので、やはりそういうせっかくの交流でございますので、どんどんそういうものを生かした中でもう少し発展的に、昨年も実施させていただきましたけれども、大学のみならず相模大野市のほうの駅前での物産の販売等々、そういう機会もいただきながら、活動を広げてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 大項目の2番、施政方針について伺いたいと思います。 まず、私は基本目標第1の「豊かな心と創造性あふれる人材育成のまちづくり」についてでございますが、今、岩根小学校の新設校舎には、私も市長に紹介した太陽光発電システムの設置を予定しております。そこで、予算編成方針の1つ目の岩根小学校の体育館新築の業務設計に入るということでございますが、震災以降、原子力エネルギーにかわるエネルギーとして、再生エネルギーの推進を国・県はもとより高松市長も言っておりますが、太陽光発電システムの設置の考えはあるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) 今、おただしの岩根小学校の体育館の設計については、新年度予算のほうに予算を計上させていただいています。その中で本宮市としても、再生エネルギーの推進というふうなことで新エネルギービジョン等も行っておりますので、これらの計画に基づいた、ビジョンに基づいた形で太陽光のシステムも検討しなくてはならないということで、本宮第二中学校のほうにも設置するような考え方で、今進めております。 体育館のほうについては、今設計を進めておりますが、屋根の構造とかいろんな形で強化しなくてはならないとか、いろんな形で体育館のほうでの設置するメリットといいますか、それらのほうも検証しなくてはならないということで、今後の検討材料の中で判断をさせていただくということでございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ぜひとも検証して設置をお願いしたいというふうに思います。 平成23年度の予算編成方針において掲げてありました特別な教育支援が必要となる児童・生徒に対しての学力向上対策及び教職員の研修並びにいじめによる不登校対策について進めていくとうたってございましたが、24年度の予算編成方針にその項目がなくなっています。これらについては、目標が達成されたのかなというふうに考えてよいのかどうか。 また、それぞれの成果について、お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 教育部長。 ◎教育部長(伊藤昌男君) ただいまおただしの何点かありますが、24年予算編成方針の中でなかったということですが、今の事業については端的に申し上げまして、24年度においても実施をするというふうな継続して実施をしていくと。教育委員会としても重点の事業だというふうなとらえ方をしております。今回の予算編成方針はおおむね新規事業的なものを掲げておいたというふうに私のほうでも思っております。 その成果につきましては、1つには特別支援教育支援員の配置事業については、各学校でいろいろな子どもさんがおられる中で、先生方のいろいろな授業の中で学力をそれぞれ向上するために一定の水準まで上げるためには非常に役立っていて、先生方も子どもさんもよりいい形で教育に臨んでるというようなことでございます。 学力向上対策事業についても、いろいろな先生方の研修会を機会あるごとに行いまして、資質の向上とかそういった形で学力向上につながっているというふうに考えております。 さらに、スクールソーシャルワーカー配置事業についても、これもやはり時代の中でどうしても学校に行けなかったりとか、いろんな精神的な課題をお持ちの子どもさんをフォローする意味で昨年中途からですが、3名のスクールソーシャルワーカーを配置しながらいろいろとフォローをして行ってきておりますので、24年度もこれも引き続き行うというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 今ほどの件は、24年度も継続ということで認識させていただきます。 続きまして、予算編成方針の6つ目のキャリア教育についてでありますが、子どもたちが職場体験や卒業生の話を通じて、夢や希望を持って将来の生き方の考え、社会で自立できるようキャリア教育を進めてまいりますとありますが、具体的な進め方ということをお聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) ご質問にお答えさせていただきます。 キャリア発達にかかわる能力としまして人間関係形成能力、それから情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力というのが挙げられます。この4つの能力の向上を目指す中で、特に24年度は人間関係形成能力と意思決定能力の向上を重点事項、実践事項として各学年に応じた取り組みを行ってまいります。 具体的な教育活動としましては、商店街の見学や地域の伝統産業の見学などさまざまな職場見学や職場体験、さらに達人に学ぶなど地域の方々の技を学んだりお話を聞いたりすること。それから全国で活躍されている先輩の話を聞いたり、ともに活動したりなどの活動をしてまいります。そのような中で今年度は地域の方々や先輩の方々を小・中学校に招聘してお話を聞いて、ともに活動したりする教育活動を推進していくために、そのために支援をしてまいるということです。 以上です。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ぜひそのようにお願いしたいというふうに思います。 基本目標第一は、過去の歴史を振り返っても現代社会を見ても、人間の果たす役割は大きく、これからも将来にわたり期待されるものと思います。こうした中、豊かな心と創造性あふれる人材育成のまちづくりは、私は本宮市の将来に避けられない重要課題と思います。これまで私たちは物の時代を過ごしてまいりました。これからは、これらの心豊かでゆとりのあるまち、住んでみたいまちを創造しなければなりません。そこで、ご質問します。 人材育成は幼少から義務教育期間にあると思います。その豊かさは、相手の心になって考えることである、そんな人を育てることにあります。保育所や幼稚園、そして学校教育で取り組む姿勢は、どのように考えたカリキュラムをつくっておられるのか、それぞれお聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) お答えいたします。 まず幼児教育については、幼稚園では文部科学省から幼稚園教育要領が出ております。保育所では厚生労働省から保育指針が出ております。それらの内容やねらいを達成するべくカリキュラムは編成していくことになります。本市でも幼稚園と保育士の指導力の向上に努めながら、それらを踏まえてやっていくわけですが、特に目指す幼児像を一人一人が自分なりの力を発揮してさまざまな環境に主体的にかかわる子どもとし、心豊かでたくましい子どもの育成を目指して取り組んでまいります。重点事項としましては、基本的な生活習慣を養うこと、人とかかわる力を養うこと、健全な心と体を養うことを掲げて、それらを踏まえた上で各保育所、幼稚園の幼児の実態に応じて教育を展開してまいります。 小学校におきましては、学習指導要領に示されているやはりねらいや内容があります。それらを踏まえながら24年度につきましては、目指す子ども像の姿を自尊感情を高め夢や希望の実現を目指す子どもとしまして、豊かな心と生きる力をはぐくむ学校教育、確かな学力をはぐくむ学校教育、健全な心身をはぐくむ学校教育を重点として取り組んでまいります。重点実践事項としましては、思考力、判断力、表現力の育成、キャリア教育の充実、走力、持久力の育成などを掲げまして、先ほど申し上げましたカリキュラムに盛り込んで育成していくこととしております。 以上です。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) よくわかったつもりなんですが、その辺を教育長ぜひ重点事項を遵守していただいて、進めてまいってほしいと思います。 続きまして、次の質問に移ります。 基本目標第4の「活力あるふるさとのまちづくり」についてでございますが、これは最初に東西自由通路や人が集える場所、駅周辺の整備などこれらをどのように創造していくのかについて、検討委員会で引き続き検討するとありましたが、具体的にどのような内容で検討していくのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 具体的な内容ということでございますが、まず基本的にこの検討委員会の今までも何回か行われてきた経過もございます。今回、我々がこの検討委員会をお願いをしていくに当たりまして、やはり3つの項目を検討委員の方々にお話をさせていただいたところでございます。 1つ目としては、東西が一体となった利便性の高いまちづくり、次に回遊性、周りやすい、あととどまるですか、滞留性を持たせた機能的なまちづくりと、あと快適で活気あふれたにぎわいあるまちづくりということをまず理念といたしまして、各委員の方にご協議、検討いただくという内容で始まったところでございますが、現在までに2回の会議を開催させていただきまして、意見交換に入ったという状況でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 今まで2回ほどの検討委員会ということだったですよね。具体的というか進めるに当たって、こういうものはアウトラインがあってこそと、検討したかいがあるのかなと、前進するのかなと思いますが、その点、執行部の考えをもう一度お願いします。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 今、お話のありましたアウトラインがあって検討すべきだろうということにつきましては、そのように私どもも理解をしてると。先ほど申し上げた3つの理念の中において、それを含めて委員の方からの意見交換の検討をさせていただいてるということでございますので、具体的には以前にも申し上げたと思いますが、いわゆる本市のほうの東西のアクセス等々の問題、そういうこともございますから、周辺というとどこまでを周辺と見なすんだというふうな、そういうお話もあったところでございますし、あと具体的には、今東西のアクセス関係も完璧なものではないものもございますので、そういうものもきちんと形にして初めて事業効果があるんだろうというふうなことも考えておりますので、そういうことも含めた中で具体的にご議論をさせていただいてるという内容でございます。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) これらの事業を進めるに当たり、今、事業効果というふうに本当におっしゃっておりましたが、当然その前にこの事業は多額の予算が必要と考えられます。だから私は基金という形で、基金を創設して、事業が具体的に進められればいいのかなというふうにして、例えば財調基金など、これも使えるなんていうことになると思うんですが、特化して駅舎とか東西通路のための基金だよと、そういうふうにあればアウトラインの線も出るし、市民の目もあと何年後にはこういうことができるんだと、本宮市も発展するんだとわかってもらえるのではないのかなと、そのように思っておりますが、その辺をお聞きかせください。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) ただいま基金の創設ということでございますが、基本的に今検討を加えてる中でいろんなものが委員の方を含めてお出しいただいた中での初めからその基金の創設ということになりますとすべて物事ありきというふうなこともちょっと出てくるのかなと、あくまでもやはりそういった委員の方々のご意見をお伺いした中で、やはり本当にこれは必要なのかどうかということも精査しながらやっていただくのが検討委員会なのかなというふうに私は認識しておりますので、基金の創設を否定するものではございませんけれども、現段階ではまだその必要性は持っておらないのかなというふうに認識をしております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 部長は否定されたわけではないということなんですが、ぜひそういうものも特化してあれば私はいいのかなと思っておりますので要望しておきます。 あと、こういう事業を進めるに当たっては、私は当然ながらJRさんの協力なくしては事業が進まないというふうに思っております。私はそのための一つとして、以前一般質問でもしたんですが、実施していた駅長のお勧めの旅ということで、市も協賛しながら事業を進めたことがあるんですが、今後、そのような事業を観光事業の一つとして計画の予定をする考えはないのかどうか、お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(作田博君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(立川盛男君) 確かに一昨年駅、JRさんのほうの主催で駅長お勧めの小さな旅とかそういういろいろ組んでいただいた実績がございます。昨年につきましては、状況のほうがこのような状況でございましたので、こういう企画はございませんでしたけれども、先ほどの観光資源ということからもすれば、当然そういうものは、市外から来ていただくのには重要なことなのかなというふうに考えております。 ことしにつきましてはJRさんではないですが、農協観光さんのほうで、いわゆる安達管内の広域の上野からの旅ということで本宮市も含めて二本松市、大玉村を含めたそういうコース設定ということも、JA観光さんのほうでもやっていただいてるということでございますので、そういういろんな形でできたものに市としてどんどん応援、支援をしていきたいなというふうには考えております。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) 応援、支援をぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 最後になりますけども、市長にお聞きしたいと思います。 これらの事業を進めるに当たりまして、私はJR本社等々に営業活動という言葉では申しわけないんですが、交渉等に行っていただきたいと。多分行っているかとは思うんですが、そういうことで駅舎とか東西通路に関して、ぜひ市長のほうから進めていただければというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) ただいまの後藤議員の質問でございますけれども、去年の発災前に一度JRの仙台支社長にお時間をいただきまして、駅のにぎわい創出、それからただいま議員の質問にありました、ちょっと素顔のもとみやの旅等々について、いい協力関係を結んでいきたいということでお話しをさせていただきました。その後、また機会を見つけてお会いしながら話を深めていきましょうというところで去年の3月11日の震災ということになってしまいました。その後、ちょっと時期はあれでしたけれども、再度仙台支社のほうに出向きまして、支社長にお時間をいただきまして、またそのことについての再確認をさせていただいたところでありますけれども、今、市といたしましては、にぎわい創出委員会の皆様方の意見の取りまとめを待ちながら、次の一手をどう打っていくかというふうな状況にあるところであります。それが明確になりましたらば、議員の皆様方、そして市民の皆様方とのご意見等々ご指導いただきながら考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(作田博君) 後藤省一君。          〔6番 後藤省一君 登壇〕 ◆6番(後藤省一君) ぜひ本宮市発展のために頑張っていただきたいというふうに思います。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(作田博君) 6番、後藤省一君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後3時15分といたします。 △休憩 午後3時03分 △再開 午後3時15分 ○議長(作田博君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △根本七太君 ○議長(作田博君) 日程に従いまして、一般質問を続行します。 次に、通告6番、議席10番、根本七太君の一般質問を許します。 10番、根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 議席10番、根本七太です。 きょうは最後の順番になりました。既に通告しております4件について、順次お尋ねをしていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 まず初めに、放射能対策についてご質問をしたいと思います。 東日本大震災は平成23年3月11日、午後2時46分に発生し多くのとうとい命を奪い、凄惨なつめ跡を残し、去りました。あれからあと4日で1年、今は人類が開発し、人類が一番恐れる放射能との闘いを日々実践しています。復興に足かせとなる除染作業、当市にとっても大きな課題であります。そこで、お尋ねいたします。 県からの助成支援を受け取り組んでいる通学路の除染作業、実施しての成果と反省、今後の取り組みについてお尋ねをするわけでございますが、2番菅野議員の午前中に質問に回答がございましたので、この分については確認をさせていただくということでお願いを申し上げたいと思います。 全行政区116のうちの57が実践してるというふうなことでお聞きいたしました。同時に成果として、県が8月2日に施行条例をつくって、そして当市は8月4日に行政区長を集めて、そして指示をした、説明をしたというふうなことがございました。それによって先ほど言った116行政区のうちの57が実践したと、これは短い期間の中で成果だったというふうに先ほど来お聞きしたところでございます。そういった問題と、また反省として周知するのに問題があったかなというのと、出向いて41の行政区に説明に行ったけれども、これも平らに考えればもうちょっと反省として全体を平らに説明すればよかったかなと。それから3つ目の反省として、知識をもうちょっと養っていればよかったなというふうなものが生活福祉部長からあったかなというふうに思っておりますが、これらの認識でよろしいでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 間違いなく116行政区のうち57行政区の皆様にお世話になりました。寒い中取り組まれました市民の皆様には、改めて感謝申し上げるものであります。 また、反省の中でありましたとおりだと思います。一様にご案内は申し上げたところではございますが、伝わり方が必ずしも一様でなかったのかという反省は持っているところでございます。さらに、放射能に関します知見、どうしても進めるに当たっていろいろ勉強はしますけども、次から次と新しいものが出てきてなかなか我々も対応し切れないというのが現実でありますし、現在もその繰り返しであります。そのために知見を持った先生方たくさんおられますので、その先生方の知見をいただながら、よりよい除染を進めていきたいと考えおります。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 答弁を聞きまして、私も大変短期間でご努力いただいてるなというふうな姿を実感しておりますので、それは感謝を申し上げます。ただ、59の行政区が逆にやってないということは、先ほど来、反省の中が生きていればなったのかなというふうな可能性も秘めてご質問を申し上げます。 これから、残されている59でございますけれども、これらの行政区に対してどのようなご指導をなされていくのかなというふうなこと1点と、あと既に57行政区はやっておりますけれども、この行政区の中でも、一度やったんだけれども、何か数値がまた上がってきたと、それでもう一度やりたいんだと、そういう場合の市としての助成、支援、そういったところをお尋ねしたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 残りの行政区の方々へのご指導、さらには既に終わったところで再度実施したいというところへの対応ということだと思います。先ほども申し上げましたが、除染に関しまして市民の皆様にどれくらいの線量のところがお願いできるのか、そういう基準もままならない中でありましたし、行政区として必要ないと判断されたところに無理じいするものでもございません。ですから、おたくやってないですからというようなことではございません。まして、この事業が最終的には市町村が事業主体になって進めます市町村の除染につながるものだと思いますので、そこにどうやってつなげていくかということになろうかと思います。 また、既に終わったところで再度やりたいというお話も当然出てくるかと思います。これも先ほど申し上げましたが、今、県議会で24年度のこの事業をどうしようかと議論がされております。それを踏まえた中で、その中身を見させていただいた中で検討させていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 昨年の12月の師走議会をちょっと振り返っていただきたいんですが、そのときにも、私一般質問でちょっとお尋ねしました。それは、各行政区の中で区長さんが情報をひとり占めして、ほかに区民の方々に全然お知らせしないところがあるんじゃないかと、そういったところを確認してくださいねというふうなご質問をさせていただいて、当局はわかりましたという回答だったというふうに思っております。その際のデータがありましたら、お答えいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 市長公室長。 ◎市長公室長(叶栄徳君) 12月の議会におきまして、今、ご質問いただいたようなことをいただきました。私どもとしましては、1つは12月の段階でまだ申請をされていない区を初め補助事業として、食糧費が今度認められたということで新たな通知を差し上げました。 そして、あと市民の方に対してなんですが、いろいろ放射能対策につきまして、号外という形で「広報もとみや」の号外を発行しております。そういった中で、この低減化事業について掲載をしながら、こういうことで各地域やっていただいておりますよっていうことを周知をさせていただきながら、そういう記事を載せさせていただきまして、市民の方のご理解をいただきたいというふうに考えもございまして、掲載をさせていただきました。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 大変ふだんですと、こういう放射能の問題がないですから、仕事的にはやれたんだと思いますが、いろいろ取り組んでいる中だから、ちょっと失礼ですけども、私としては今の回答では納得いかないんですが、でも今後やはり行政区のやってないところのチェックくらいですから、そんなに難しくないのかなというふうな感じがしています。ぜひこういった質問する機会があったら、それについては結果を出していただきたいなというふうに要望しておきたいと思います。 次に、移らせていただきます。 本市でも、放射能汚染地域は旧白沢村の和田と長屋地区が極めて高く幼児を抱える両親にとって日々の生活に不安を募らせています。放射能と向かい合っての1年、心身ともに極限にあります。この疲労を払拭するための心のケアは、市としてどのように考え対応しようとしてるのかお尋ねを申し上げます。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) おっしゃるとおり放射能という見えないものに対する不安を抱えているお母様方等がたくさんおられるかと思います。そのような方に対しまして、今、取り組んでる一例で申し上げますと、心のケア対策といたしまして、えぽかの親子にこにこ広場等の実施、親子遊び、グループミーティング、また臨床心理士の個別相談等を行わせていただいております。 さらには、きぼうホットラインということで電話相談がメーンだったんですが、今は対面相談も実施させていただいております。 さらに、ホールボディカウンターの検査でご父兄の方々が一緒においでになる機会がほとんどですので、その際に、検査の結果だけではなく生活の状況等々についても、ご相談申し上げますし、不安に思ってることにつきましても聞き取り、さらには看護師、保健師がおりますので、ご指導申し上げているところでございます。大ざっぱにはこのようなところでございますが、さらに、内閣府のほうでも地域づくりの支援事業という事業を起こしております。この中で専門家の派遣事業等も用意がされておりますので、この先生方にもおいでいただきながら、不安解消に努めてまいりたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 心のケアということで申し上げましたけれども、心のケアにはやはり心でというのがまず回答かなというふうに思っています。1つ、批判だけじゃなくて、私の体験で非常に感激したことがございます。先ほど来、橋本議員から話がありました。これは、和田地区の市政懇談会の中である奥様、お二人お子さんがいるお母さんが出席されて、そしてその席で赤裸々に自分の今の心境を訴えておられました。もちろん先ほど言ったアパートに入りたかったんだけども、入れなかったというあれは実感だと思いますけれども、そのときに次の日、私も次の日に行ったんです。そしたら、私より早く、名前は申し上げませんが、白沢総合支所長というと名前を言わなくてもわかるでしょうけど、支所長が先に行ってらっしゃったんですね。そして、そのお母さんいわく雇用促進住宅を勧めてもらいました、私は条件的にちょっと無理なのでと言いながらも、いやありがたかったという言葉があったんです。第一に、私、今申し上げるのは心だというふうに思うんですね。即座動く、やっぱりそれを思ってやることが行政上大切なのかなというふうに思ってます。 そこで、私の提案がございます。というのは、先ほど生活福祉部長から答弁のあった件で、大体は来ていただいて、その中でみんなで教えてどうのこうのっていうような感じかなと思ったんですが、どうなんだろうか、要するに出前したらどうか。なかなか来れない、特に江口とか長屋っていうのは遠い地域ですから、えぽかにとっては遠いんですね。だから、私はこの心を大切にしながら行って、そして和田のあの辺は1区だと思いますよね。あの辺のエリアで子どもさんがいるご家庭に前もって連絡をして、夕方出てきてもらって、そして一緒にひざを交えれば、意外と心が通うものが出てくるのかなと思います。そういうものをぜひ提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 保健師さらには看護師でございますが、決して来るのを待っているのではなく、ガラスバッチでありますとか、それらの結果に応じまして訪問でお話をお伺いしております。 また、心のケアということになりますと、本当にその方だけという場合もありますし、逆に集団でお互いの気持ちをぶつけ合う、それも一つのケアの方法にもなっておりますので、いろんな方法を使いながら、心のケアに努めていきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 私の説明不足で生活福祉部長のとらえ方とちょっとギャップがあったので、もう一度申し上げますが、私は出向いたときの、出向くというのはそのご家庭の中に出向くんじゃなくて、例えば1区の中には集会場があるので、その1区の周辺の人、お子様をお持ちの方、そういった人たちで集会所に集まったところに行って、ひざを交えることによって、やはり地域の共有できるものが出てくるのかなというふうに感じております。そういう認識で申し上げたことをお伝えしながら、次の問題に移らせていただきます。 発生して1年たちますが、県内外へ避難している避難者の状況をお尋ねいたします。 まず初めに、現在避難中の総人数と総数の中で県内、県外を含めて、小・中学生の避難者総数をお尋ねしたいと思います。 ○議長(作田博君) 生活福祉部次長。 ◎生活福祉部次長生活安全課長(安田章君) 現在の本宮市から市外に避難されてる方、本市で把握してる人数でございますが、55世帯147名ということで把握してございます。県内につきましては2名の方が、県外の方につきまして145名の方が避難をされてるということで把握してございます。小学生、中学生の内訳でございますが、小学生につきましては県外に24名、中学生につきましては同じく県外に4名ということで把握してございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 今の数値をお聞きしましたら、28名の方が小・中学生ですね、県外、県内に避難されてるということでございました。 私、師走のときにもご質問させていただきました。それは、今の小・中学生ではなくて、幼児から幼稚園までの生徒といいますか、生徒じゃなくて子どもっていいますか、そういった形の人数は把握されていますかということでしたけれども、そのときには把握できていないということでございました。今回はどうなんでしょうか、そういったゼロ歳から五、六歳くらいまでになるんでしょうけども、そういった方の数値は把握されてるんでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部次長
    生活福祉部次長生活安全課長(安田章君) ゼロ歳から6歳までの乳幼児につきましては、県内に1名の方、県外には52名の方が避難をされております。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 大分多いということを聞いてましたから、やはり53名の方がいらっしゃるんだなということで、こういった形の中で、今、年度がわりなものですから、ちょうど外に出ていても、この学年がかわるときに戻ろうかという決断をされて来られる方もいらっしゃるのかなと思いますし、また、反対にこちらから、この学年を境にして外に出ようかと、そういう方もいらっしゃるのかなと思いますが、いかがでしょうか。数字的にはおわかりでしょうか。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 実績としましては、避難生活から戻った方、生徒さんですけども、小・中学生で合計6名おられます。ただし、これから出ていこうか、これはとらえようがございませんのでわかりません。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) これから出ていく方に関しては、ちょっと聞くほうがやぼかもしれませんけれども、でもそろそろわかる時期なのかなというような感じがしますけれども、わかった時点で教えていただきたいなと思ってます。 ただ単に、今、お聞きして感じることは、戻ってこられる方が6名いたということなんですね。6名いた。やはりこれは除染がそんなに進んでるわけじゃないのに、ふるさとにやはり戻ろうというそういうものが出てきたのかなというふうに私はとらえています。これから自宅の環境がよくなれば一日も早く避難先から戻りたい、避難者にどのような対応を考えているのかお尋ねします。避難者は一日も早く帰りたい、そんな思いで避難生活を送ってます。そうしたときに心に響くのはふるさとの情報が寄せられることだと思います。避難者への心の定期便、前回も提案しましたが、ぜひ実施していただきたい、「広報もとみや」、「議会だより」、「社会福祉協議会だより」、除染への取り組み状況など必ず喜んでくれます。こうした努力が放射能で裂かれた家族を取り戻す大きな役割を担うものと確信いたすものであります。 私はさらに提案したい、避難者へ希望調査票を入れてやり避難者が避難先で苦労している問題や帰れる条件なども記載できるそんな希望調査票を考えてみてはいかがでしょうか。本宮市に住んで市民の市民が持つ心のきずな、今こそ確認できるよい機会かもしれません。お考えをお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 心の通知というお話でしたが、現実的に全国避難者情報システムに登録されてる方々につきましては、基本的に住所がある方がほとんどですので、ホールボディカウンターでありますとか、ガラスバッチでありますとか、健康調査の案内もさせていただいております。 さらには、冬、大変寒うございました。そういう方に対しましてNPOで電化製品の無料配布等もやっておりますので、それらの案内もすべてさせていただいております。 また、その中で、確かに議員おっしゃるとおり広報紙等が必ず手元に届いているかとなりますと、その辺は少し疑問もございますので、どういう出し方になるか、避難しているからではなくて、市民としてとらえていければと考えております。 また、アンケート等、その場でこういうふうにしてくれというアンケートになりますと、それはまた避難したくともされない市民の方もおられます。やはり150何名の方々と3万1,000人の方々、それらの公平性も考えながらアンケートというものは考えるべきだと思いますので、この場で実施しますというふうなお答えは差し控えさせていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 調査票については控えるということでございましたけれども、よくよく検討されてしっかりと私の言ったことも時間をかければわかっていただけるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、移ります。 合併浄化槽の普及推進についてお尋ねいたします。 まず初めに、平成23年度の普及台数と普及についてお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 23年度の浄化槽の基数でございますが、2,207基となってございます。普及率でございますが35.4%、これにつきましては、合併浄化槽設置対象地区の普及率となってございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 生活環境や河川の水質改善には、行政のさらなる支援が必要であります。河川汚れの原因は、工場排水よりも家庭からの雑排水の放流と言われています。こうした実態を見ると合併浄化槽の普及100%実現が河川水質改善に直結しています。であれば、河川水質改善目標達成するためには、合併浄化槽普及100%目標達成をいつに設定するかにあります。市として合併浄化槽普及100%達成に向けてのビジョンをお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 合併浄化槽の普及目標でございますが、平成21年度に策定いたしました行政評価システム事務事業評価によります目標年度、平成25年度合併浄化槽対象地域における目標普及率でございますが、こちらにつきましては、36%ということで設定してございました。 なお、100%の目標というご質問でございますが、見通しが立たない状況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 今、私は合併浄化槽というのは法的にちゃんと認められてるというか、条例までつくられてやられてることですから、目標が36%だということじゃなくて、やはり目標というのは常に100%だと思います。本宮市の中で旧本宮町は要するに下水道やってます。ただ、白沢村は下水がきかないからといって合併浄化槽が義務づけられているわけですよ。あと旧本宮町の一部もあると思うんですが、そうした中で、やはり目的は環境浄化にあるわけですよ。水をきれいにしようと、そういうことで合併浄化槽がいってるわけですから、本来は目標は100%ですよ。この旧白沢村の住宅をみんな100%にしないときれいにならないんです、本来は。さっき言ったように流し水をどんどん流しちゃっていく環境になるんですよ。だから今、浄化槽環境、要するに検査組織といいますか、福島県にありますけども、ああいったところも必ず浄化槽を設置したときには検査をする義務が発生して、検査するから市で7,000円補助してるんじゃないですか。もう一度、お答えしていただきたいんですが、やはり目標は100%設置だというふうに感じますが、いかがでしょうか。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 大変失礼をいたしました。目標は100%でございますが、年次については、現段階では申し上げることはちょっとできない状況かと思います。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 私が質問したかったのは目標は100%でしょうと、ただ達成するのは平成30年だとか、やはり目標を決めておかないと、そこに到達するにはいい加減なことができちゃうんじゃないですかというもので、私はご質問させていただきました。 あとちょっとお尋ねしたいんですが、浄化槽の維持管理費の補助金の申請率をちょっとお尋ねしたいと思います。現在、合併浄化槽の設置戸数、先ほど2,207というのは、これは全体の数と、これからも浄化槽をつくってほしいと、要するに設置してほしいという数が2,207というふうに理解していいんですか。そうではないですか。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 合併浄化槽の補助対象地域内の浄化槽につきましては、1,771基でございます。先ほど申し上げましたのは、市全体の浄化槽の数でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) そうすると、2,207が全体だと思いますが、その中で浄化槽を現在設置した数は何件ですか。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 先ほど申し上げました基数2,207基につきましては、設置されている基数でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 確かに36%とかいうと、これで計算するとその実態が出てくるのかもしれませんけれども、私が知りたかったのはその実態なんですね。要するに全戸数、要するに本宮市で浄化槽を100%実施するのには、何件、今戸数ある何件が必要なんですかということをお尋ねしたんですね。今、お答えは2,207というのは、これは現実に浄化槽がもう設置されてるところですよという答えですよね。どうですか。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 市全体の合併浄化槽、単独浄化槽、くみ取りトイレの数でございますが、こちらにつきましては、5,800戸ほどの数になろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) わかりました。要するに5,800戸、100%にするには5,800戸ですよと、そのうちの現在2,207戸が設置されましたと。それが三十何%ですということだというふうに理解しました。その中で設置されてる2,207戸のうちで補助金を申請している件数は何件ですかね。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 2月23日現在になりますが、580名の方から申請をいただいておる状況でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 大変失礼なことでございますが、2,207が設置されていて、補助金申請するのは580名だということでございますから、端的に言うとその残りの幾らになるんですか、1,700かそこらあるかもしれませんね。その数が申請してないということですから、逆に言うと浄化槽の年1回の検査はやってるけれども申請しないのか、それとも要するに、全く浄化槽の管理がなされていないのか、この辺の把握はどうでしょうか。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 11条検査の検査基数につきましては、2月の現在で970件、検査を受けてございまして、その中から580名の方が申請をいただいているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) そうすると、私が言いたいのは、約1,200くらいあると思いますが、その方々は検査をしてないということで理解していいのか、それとも、その人たちは検査は受けないけれども、日常の管理はよくやってるんだという、そういうふうに理解していいのかどちらなんですかね。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 検査は受けてございますが、検査の時期、1年間通して検査はありますので、検査の時期につきましてずれが出ておる状況でございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 私がこの問題をなぜとらえているかというと、要するにまじめに検査を1年間5万6,000円だか何ぼか払って年間管理していますよね、自分が、そしてその結果1年に1回福島県の検査機関によって保障されるんですね。それをやらなくても、結局通過している人たち、そういう人たちは浄化槽が備わってても、要するに流れてる水のペーハーは管理されてないんですよ。そうすると、本宮市が住宅に合併浄化槽を設置するときに、これは施工費の中で助成してるはずなんですね。助成しているんだから、そういう形の中でみんながもらってるかどうだかわかんないですよ、助成金を、しかしもらってる方が多いんだと思いますよ。そういう人たちがやはり規則を守らないとならないんですよ。実際合併浄化槽というのは水をきれいにするために、要するに河川を汚さないためにっていうことでやって助成してるわけですから、それが1年間に何にも管理してないでほうられていても、だれが管理するんですか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 浄化槽の管理につきましては、設置者が管理することとなってございます。 以上でございます。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 設置者が管理するということでございますが、設置者が管理しない場合の管理は、だれがやるんですかということです。 ○議長(作田博君) 企業局長。 ◎企業局長(堀井和廣君) 浄化槽の管理につきましては、県の検査協会のほうで最終的に11条検査という検査の内容になります。あと通常の管理業務につきましては、それぞれの管理業者の方のほうへお願いをしていただいて、管理をしていただくというような内容になってございます。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 管理するのは本人なんですよ。それが管理者なんですよ。でも、それを福島県の検査センターがあるわけですけど、そこが本来やるべき事柄を代行で今安達の何かちょっとわかりませんけれども、やってるんですよね、間に入って管理を、そして結果を検査報告して、そういった形になってるんだと思いますよ。ただ、やってない人をやってないことを確認するのはだれがっていったら、私は本宮市だと思うんですよ。行政がやはり補助金まで出してやってるわけですから、ちゃんときれいな水を放流してるかどうかのチェックはしてください、その辺を。時間がまだ後のがありますから、この辺で終わりますけれども、私が言いたいのはそういうことなんです。要するに、まじめにやってる者が損をするようでは困るんですよ、行政はやはり平らに見てくという、これが行政の基本かなということでご質問させていただきましたので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、次、3番に移らせていただきたいと思います。 市民から信頼される政治姿勢の確立についてであります。 市長に伺います。私も議員活動2期目にあり1期4年間は議員としての心構え、議員の果たす役割について先輩議員からご指導をいただいたり、多くの議論もしてまいりました。振り返ると大きな参考になりましたのは、全国町村議会議長会発行の議員必携であります。その書には議員の心構え6項目が記されてありました。タイトルのみ申し上げますが、1つは住民全体の代表者であるということ、2つ目に執行機関と一歩離れ二歩離れるな、3つ目には批判するには代案をもってせよ、4つ目には実質的な審議が大切、5つ目に住民の声や心を代表する、6つ目に勇気と奮起が政治家の要素だと。1期4年間を体験し、まさにそのとおりと思いました。 そこで伺います。市長は議員も議長も経験され、今は執行機関の長として任務をなされておりますが、議会と執行機関の二元的な仕組みをどのようにとらえているか、大変失礼だと思うんですが、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(作田博君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 根本議員から二元代表制の中身の問題だと思います。ご質問をいただきました。お互いに市民の福祉向上という点でこれは努めていかなければならないということ。そして、自治体の長としては執行権があると。議会という組織については決議権があるということであろうと思います。その中でお互いに独立性があり、お互いに独断専行を抑制するというふうな立場の中での二元代表制というふうなことがあろうかというふうに思っておりますし、各自治体の長とそれから議会というのは、同等の立場にあるというふうに理解をしておるところでございます。そこの中でお互いが市民のために何をしていくかというふうなことをお互いに議論を交わしながらしていくというふうなことが二元代表制ではないかというふうに考えております。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(作田博君) 議長より申し上げます。 10番、根本七太君の一般質問の途中ですが、お諮りいたします。 ただいま3時53分であります。議事運営上、時間を延長したいと思いますが、異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(作田博君) 異議ありませんので、時間を延長し会議を行うことに決しました。 それでは、一般質問を続行いたします。 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 先ほど来申し上げました議員必携には、議員は常に執行機関とは一歩離れていなければならない、そして離れずに密着するのなら議会執行機関の二元的な仕組みは無用であり有害であると明記しています。執行機関を公正に眺め厳正に批判し、行財政執行上の重要事項について、適正で公平、妥当な結論を見出して、これを決定するのが議事機関である、執行機関に近づきすぎて一つになってしまっては、批判も監視も適正な政策判断もできないのが当然で議会の存在理由はなくなる、このように記されています。当市においては年4回定例議会会期中において、各常任委員会付託案件審査後に部課長と議員が懇談する場を慣例化しています。こうした姿を見て市長として、どのようにお考えかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(作田博君) 根本七太議員の一般質問の途中ですが、議長より申し上げます。 先日開かれました議会運営委員会の中で根本議員の一般質問の通告文について、議論が交わされました。その結果、一般質問としてふさわしくないというものでありました。最終的には、実際の発言をお聞きしないとわからないことから、一般質問として受け付けたところであります。今、お聞きしておりまして、一般質問としての内容及び趣旨に不穏当を感じたところであります。つきましては、確認のため直ちに議会運営委員会を開催し、議長よりこの件に関し諮問したいと思いますので、暫時休憩いたします。 議会運営委員の方は第一常任委員会室にご参集願います。 なお、再開は議会運営委員会閉会後といたします。 △休憩 午後3時55分 △再開 午後4時05分 ○議長(作田博君) 休憩前に引き続き会議を行います。 先刻、議会運営委員会を開催しておりますので、その結果について委員長より報告を求めます。 16番、渡辺由紀雄君。          〔議会運営委員長 渡辺由紀雄君 登壇〕 ◆議会運営委員長(渡辺由紀雄君) 議長より質問内容についての諮問がありましたので、第一常任委員会室において議会運営委員会を開催し、委員による慎重審議を行いました。 その結果、一般質問とは本宮市議会会議規則第62条の規定にあるように市の一般事務に対する質問でありますので、根本議員の質問内容については不適当であるという結論に達しました。この質問につきましては、やはり全員協議会における議長要請の協議事項で議員みずからの発言により協議されるべきものと解するという意見の一致を見たところであります。 したがいまして、直ちに、次の質問項目である4の施政方針についてに移るべきであるという結論に達しましたので報告いたします。 ○議長(作田博君) ただいま議会運営委員長から報告がありました。この報告内容を尊重し、通告のありました大項目の3のうち(2)、(3)の質問についての発言を制止します。したがって、次の第大項目4の施政方針についての質問に移行してください。 なお、これに従わない場合は、懲罰の事由に触れるおそれもありますのでご注意ください。 それでは、議席10番、根本七太君の一般質問を続行いたします。 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 4項目に入る前に、私自身が、実は私個人として一般質問しているわけではございません。やはり私を支持してくれる方々がいて初めてここで一般質問しているわけであります。それをとめられたわけですから、私が一方的な形でとめられていますので、私が反論する機会というのは、どういう時期にあるのかだけお伝えいただきたいと思います。 ○議長(作田博君) 議長より申し上げます。 これは会議規則に沿って秩序の維持、そういうものもございますので、議会運営委員会の意見を尊重して進めておるものでございます。したがいまして、ご理解をいただきたいと思います。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 恐縮でございますが、反論するということで反論というか、私の意見を聞く機会というのはいつあるんですか、全くなくてもう終わりだということなんですか。 ○議長(作田博君) 機会につきましては、先ほど議会運営委員長が報告したとおりであります。議会の全員協議会の中で話す機会もございますので、この件については、そのような場で発言をしていただきたいと思います。したがいまして、次の質問に移ってください。 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) では、次の質問、大項目の4についてお尋ねします。 施政方針についてお尋ねいたします。 まず1つは、本宮市第一次総合計画に掲げられている五つの基本目標の中で、第一の「豊かな心と創造性あふれる人材育成のまちづくり」についてお尋ねいたします。 今、社会は地震後の復興に全力を注ぐ毎日であります。教育施設の復興、既存建物の耐震化推進は勉学をいそしむ子どもたちに安全・安心を提供するための特に優先して取り組まなければならない重要課題であることは言うまでもありません。しかし、同時に豊かな心と創造性あふれる子どもたちをつくるためのソフト的な事業も並行して取り組む必要を感じます。豊かな心は今日心貧しい殺伐とした社会から抜け出す重要な要素であります。 また、硬直化する産業経済社会から抜け出すには、創造性あふれる人材の育成が求められています。幼児から小学校低学年の教育はわずかなスパンながら、学び体験したことが一生を左右するとさえ言われています。こうしたときに学校教育の中で体験学習として本宮市にある資源を活用し、見て触れて歴史を学ぶことを授業で取り入れ、地域とのきずなをはぐくむことも豊かな心をはぐくむための手段になると考えますが、当局の見解をお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 根本議員のお話のとおりだと思っております。小学校では主に生活科、社会科、総合的な学習の時間などにおいて地域についての学習を進めております。 また、小学校三、四年生の社会科では、小学校の身近な地域を題材として学習を進めております。総合的な学習の時間では、身近な地域を教材に子供たちが学習テーマを決めて、探求的な学習を進めております。中学校3年の社会科では、本宮市文化財マップづくりを行っています。合併後の新しい本宮市の社会科副読本を平成24年度に編集し、平成25年度には三、四年生に配付する予定でおります。地域の学校支援ボランティアの方々やゲストティーチャーをお招きしたりして、現地に出かけていったりして学習を深めてまいります。 それから、子どもたちが地域に密着した教育により、さらに郷土愛が深まることを目指し、今後ともふるさとを大切に思う心を育てるために地域に密着した教育を継続して実施していくことになっております。 以上です。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 時間がありませんので、前に進ませていただきます。 次の2番ですが、次に基本目標第3の「共に支えあうやさしいまちづくり」についてであります。 新年度は、認知症の高齢者を介護している家族に対して新たに手当を支給し介護支援を行うということですが、私も大賛成であります。昨年発生の大地震からきずなが問われたことを思うと市民が支え合う支援事業に大きな期待を寄せるところであります。 さて、私はこれまで何度か自宅で介護をされている重症患者の介護者へ月額3,000円から若干アップすべきだという提案をしてまいりました。認知症も重症患者も介護に当たっては大変なものの勤めもできずに介護しているご家族の方の生活は言葉に言えません。今後、こうしたことに取り組む課題と思いますが、見解をお尋ねいたします。 ○議長(作田博君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(国分忠一君) 寝たきりの在宅介護手当につきましては、従来から手当の支給をさせていただいておりますし、それに対しまして額のアップということは、議員のほうから前からご要望をいただいていたところでございます。認知症を新たに今回組み入れるものでございますが、確かに多いに越したことはないというのは事実かとは思います。ただし、その額の基準というのはどこにあるんだろうといいますと、今、決して何もない、ほかの近隣市町村と比べてどうなんだというような程度の基準しか今ないかと思います。そうしますと、ではこれが多いか少ないかではなく、まず従来ありました寝たきりの手当に認知症の手当を今回プラスに当たりましては、従来踏襲型で月3,000円でございますが、やらさせていただいた中で検証させていただき、さらには近隣のほうの状況も確認させていただきながら、額の基準、それが適正であるかということは考えていかなければいけないのかなというふうには思っております。当面、従来の寝たきりの手当額と同様の額で進めさせていただきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) 私は今、生活福祉常任委員会におりまして、そういった関係から寝たきりでおられる家庭だとか、そういったところを訪問させていただいたりしてます。まず言われることは、3,000円の補助をいただいているからそれはありがたいと、しかし大変なんですという、どこで幾ら多くやったからどうなのかということは、確かにあるかもしれませんけれども、今、3,000円、月というのはどういう金額なのかと思うと、やはり我々はお互いに支え合う、きずなを考えていく時代であれば、この本宮市のためにも、市民のためにも支え合うということを考えたら、もう若干心が入ってもいいんじゃないかなというふうな気がいたしておりますので、前回に続きまた今回も意見を申し上げましたけれども、要望としてよろしくお願い申し上げたいと思います。 最後の(3)に移ります。 たばこ税収と喫煙者への対応についてお尋ねいたします。 私はたばこはやりませんが、私の父は93歳で1日2箱たばこを飲んでいます。この父も家庭では、たばこの煙が騒がれて吸う場所がない、かわいそうに吸引器といいますかね、たばこの煙を吸う機械をわきに置かせてもらって、そしてたばこを吸ってるという状況にあります。私は今の国も含めてですが、たばこが悪い悪いという割には税金を非常に当て込んでいる。今回、本宮市も新年度の予算で5,466万5,000円をアップして、予算をアップして見込んでますね。2億3,405万円という数字であります。これはこの前説明も受けましたけれども、約30.5%ぐらいアップするのかなというような感じでおります。 こういうやはり当初から健康には害があって飲んではならない、飲まないほうがいいよという社会の風潮ではありますけれども、税金になると30%見込むという、こういうふうな姿があるんだったら、やはり吸ってる方々が心狭しとして吸うんじゃなくて、本宮市庁舎内にも吸う場所をやはりつくってやるべきだ、私はそう思うんですね。全く悪いものを吸ってて、悪なものだったらですけれど、はるかに30.5%の税金も当て込むわけですから、そういうせっかく税金を入れてくれる方々のために悪いことじゃないですよね。ちゃんと皆さんに害がないようにって、福島市に行って市役所に行きましたら、そういうブースがつくってありました。そういうふうなところを思うとやはり心あるものが必要なのかなと思ってます。私もたばこは好きじゃありません、飲んでませんから。しかし、そういう心がこれからやはり本宮市にとっても大切なのかなというふうに思っております。ご回答をよろしくお願いいたします。 ○議長(作田博君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺友衛君) 議員のおただしのとおり、確かに市の財政にとりましては、大変大きな収入でございます。これは、国のほうの配分によりまして、このたばこ税は市のほうに来るということでございます。そういった中で市税全体として見ますと、これは大変固定資産税の落ち込みという中で貴重な財源となっておるところでございます。そういった中で、今後市は既に何度かお知らせをしているところでございますが、24年度放射能対策の一環として除染、それから市民の健康対策、さらには風評被害、そういったものに取り組んでいくとしておるところでございます。そういった中でこの貴重な財源をそういったものに活用させていただきたいというふうに考えておるところでございます。 そういったことから心のこもったということでございますが、市のほうに確かに喫煙所は設けてはございませんけれども、これについては、受動喫煙防止対策等の国からの指針等も示されておるところでございます。そういったことから、今現在、灰皿等も置いてないということでございます。これについて特に市民の方から苦情等は出ておりません。そういったことを勘案しながら、これは、貴重な財源は重点的に使わせていただきたいと思ってございます。どうぞご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(作田博君) 根本七太君。          〔10番 根本七太君 登壇〕 ◆10番(根本七太君) いろいろ私申し上げましたけれども、心の隅にちょっと置いていただいて、やはり大切なことは大切かなと思いますので、その辺をよろしくお願いしたいと思います。 施政方針で市長みずから給料をカットされ、また副市長、教育長、管理職の方々もカットされるという、そういう施政方針の中でお聞きいたしました。本宮市の健全な財政健全化計画の一つの進めるに当たっていい形のすばらしい決断だなというふうに私は勇気を評価したいなと思ってます。そういったご努力に、市政に心から感謝を申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(作田博君) 10番、根本七太君の一般質問を終わることにいたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(作田博君) 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第7日、3月8日は通告7番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(作田博君) 異議ありませんので、日程第7日は通告7番の一般質問から行うことにいたします。 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時21分...